【↓】日経平均 大引け| 3日続落、中東情勢を警戒し売り優勢 (3月30日)

配信元:株探
著者:Kabutan
日経平均株価
始値  52054.68
高値  52054.68
安値  50566.99
大引け 51885.85(前日比 -1487.22 、 -2.79% )

売買高  29億241万株 (東証プライム概算)
売買代金 7兆9080億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は大幅安で3日続落、一時2800円の急落場面も
 2.中東情勢の一段の緊迫化受け、前週末の米株急落引き継ぐ
 3.原油価格が103ドル台と上げ足強め、経済への影響を懸念
 4.イランとの停戦合意の道筋も意識、売り一巡後は下げ渋る
 5.値下がり銘柄数が全体の91%占め、売買代金は高水準継続

■東京市場概況

 前週末の米国市場では、NYダウは前日比793ドル安と続落した。中東の軍事衝突の激化懸念でリスク回避の売りが優勢となった。

 週明けの東京市場では、リスク回避ムードが強まるなか、日経平均は大きく下値を試す展開となり、一時2800円あまりの急落で5万円トビ台まで水準を切り下げる場面があった。

 30日の東京市場は、再びリスクオフ一色に染まった。中東情勢が一段と緊迫化するなか、イランでの地上戦に向けた思惑がリスク回避ムードを助長、前週末の米株急落を受け、東京市場でも幅広い銘柄に売りが波及した。原油先物価格も1バレル=103ドル台をつけるなど、再び上げ足を強めており、これに伴う世界経済への物価上昇圧力が警戒されている。他方、イランとの停戦合意への道筋も意識されるなか、売り方も動きにくく、米株価指数先物が小じっかりで推移するのを横目に、日経平均も後場の取引では下げ渋った。なお、プライム市場の値下がり銘柄数は1400を上回り全体の91%を占め、ほぼ全面安商状となっているが、一部のエネルギー関連株などが強さを発揮した。売買代金は8兆円台には届かなかったものの、前週末に続く7兆9000億円台と高水準だった。

 個別では、売買代金上位のアドバンテスト<6857>が大きく売られ、ソフトバンクグループ<9984>の下げも目立つ。ディスコ<6146>が安く、三菱重工業<7011>も軟調だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが安い。日立製作所<6501>が売られ、三井金属<5706>も下値を探った。アイティメディア<2148>、東洋証券<8614>、明治電機工業<3388>が急落したほか、グンゼ<3002>、FPG<7148>などの下げも大きかった。

 半面、古河電気工業<5801>がしっかり、レーザーテック<6920>、信越化学工業<4063>も買いが優勢だった。イーレックス<9517>が値上がり率トップに買われ、ライフドリンク カンパニー<2585>、レノバ<9519>が急騰。K&Oエナジーグループ<1663>、大紀アルミニウム工業所<5702>なども値を飛ばした。ジャパンディスプレイ<6740>が頑強な値動きを示し、東洋エンジニアリング<6330>も高い。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063>、中外薬 <4519>、レーザーテク <6920>、JT <2914>、セコム <9735>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約34円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、SBG <9984>、TDK <6762>、東エレク <8035>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約651円。

 東証33業種のうち上昇は石油・石炭のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)鉱業、(2)食料品、(3)電気・ガス、(4)小売業、(5)医薬品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)証券・商品、(2)輸送用機器、(3)ガラス・土石、(4)機械、(5)空運業。

■個別材料株

△Aiロボ <247A> [東証G]
 まつ毛美容液などを展開するBJCを子会社化へ。
△Lドリンク <2585> [東証P]
 アイリスオーヤマが大株主に浮上で思惑買い。
△AMI <3773> [東証G]
 26年3月期最終利益予想と配当予想を上方修正し自社株買いも発表。
△ヘリオス <4593> [東証G]
 「再生・細胞医療・遺伝子治療製造設備投資支援事業費補助金」交付が正式決定。
△ライトアップ <6580> [東証G]
 厚労省助成金巡る報道で内部調査報告書の速報版を開示。
△エブレン <6599> [東証S]
 防衛関連案件の増勢で新境地開拓。
△太平発 <8835> [東証S]
 高市首相が石炭火力の稼働率引き上げを表明。
△WTOKYO <9159> [東証G]
 SBI <8473> と資本・業務提携。
△イーレックス <9517> [東証P]
 GX―ETSの本格稼働控えエネルギー関連の伏兵として頭角現す。
△レノバ <9519> [東証P]
 今期純利益を大幅上方修正。

▼ステラファ <4888> [東証G]
 信用取引規制を嫌気。
▼アイスペース <9348> [東証G]
 次期米国ミッション計画の打ち上げ延期に。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)イーレックス <9517>、(2)Lドリンク <2585>、(3)レノバ <9519>、(4)K&Oエナジ <1663>、(5)保土谷 <4112>、(6)大紀ア <5702>、(7)Jディスプレ <6740>、(8)東洋エンジ <6330>、(9)ユーグレナ <2931>、(10)トヨカネツ <6369>。
 値下がり率上位10傑は(1)ITメディア <2148>、(2)東洋証券 <8614>、(3)明治電機工業 <3388>、(4)グンゼ <3002>、(5)京三 <6742>、(6)FPG <7148>、(7)リソル <5261>、(8)デジハHD <3676>、(9)GENOVA <9341>、(10)岡三 <8609>。

【大引け】

 日経平均は前日比1487.22円(2.79%)安の5万1885.85円。TOPIXは前日比107.35(2.94%)安の3542.34。出来高は概算で29億241万株。東証プライムの値上がり銘柄数は85、値下がり銘柄数は1436となった。東証グロース250指数は709.93ポイント(24.47ポイント安)。

[2026年3月30日]


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