NY原油市況=続伸、地上作戦や紅海の混乱を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/05     102.60      104.35      99.43       102.88       + 3.24
  2026/06     96.48       97.36       93.70       96.02        + 1.83
  2026/07     91.66       92.32       89.00       90.51        + 0.98
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              1,041,631             1,997,577    ( + 17,045)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/04     436.43    -13.12
                            2026/05     420.57    - 3.06
         改質ガソリン       2026/04     335.15    +10.14
                            2026/05     325.98    + 6.88
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近2限月は続伸。期近2限月の前日比は1.83〜3.24ド
ル高。その他の限月は0.52ドル安〜0.98ドル高。
 ホルムズ海峡の実質的な封鎖が続くなかで、米軍がイランで地上作戦を開始する可能
性が高く、供給がさらに混乱するリスクがあることが相場を押し上げた。米軍の上陸部
隊はすでに中東に展開しており、最終的な判断を待つ段階にあるとみられている。
 イエメンのアンサールアッラー(フーシ派)が米国やイスラエルに宣戦布告し、攻撃
を開始していることも買い手掛かり。フーシ派によってバブ・エル・マンデブ海峡や紅
海が封鎖される可能性がある。サウジアラビアは紅海のヤンブーから輸出を急拡大させ
ており、日量500万バレル規模への増加が期待されているが、紅海の不透明感が強ま
っている。
 アラブ首長国連邦(UAE)の石油輸出の要所であるフジャイラにつながるパイプラ
インが攻撃を受けたことは懸念要因。ホルムズ海峡を迂回できる石油輸出港のフジャイ
ラはこれまでも攻撃を受けており、今回の被害状況も注目されているが、今のところ詳
細は不明。
 トランプ米大統領はイランと協議を続けていると発言し、大きな進展があったと述べ
ているが、イランは以前から協議そのものを否定しており、ほとんど材料視されていな
い。ただ、トランプ米大統領はイランとの合意が成立しない場合、発電所や油田、カー
グ島や淡水化施設を爆破し完全に破壊するともSNSで語っている。
 時間外取引で5月限は上昇後に失速。マイナス転換すると、99.43ドルまで弱含
んだ。ただ、通常取引開始後は買いが優勢で、引けにかけて上値を伸ばした。一時
105.36ドルまで上昇。
 改質ガソリンの期近は続伸。ヒーティングオイルの期近は反落。石油製品の当限は
31日に取引最終日を迎える。
今日の材料
・イラン、米国の要求は過剰かつ非論理的=タスニム通信
・中東の産油国が米国債を売却し残高を縮小=マーケットウォッチ
・イラン、ホルムズ海峡の通航料設定法案を承認
・通行料をイラン・リアル建てで徴収
・米陸軍第82空挺師団から数千人の空挺兵が中東に到着=ロイター
・イラン戦争の費用やイスラエル援助の2000億ドルの予算案を調達するため、共和
党は医療費支出の削減を検討=米アクシオス
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