【↓】日経平均 大引け| 4日続落、中東情勢の不透明感から売り継続 (3月31日)

配信元:株探
著者:Kabutan
日経平均株価
始値  51382.53
高値  52169.01
安値  50558.91
大引け 51063.72(前日比 -822.13 、 -1.58% )

売買高  26億4160万株 (東証プライム概算)
売買代金 8兆3666億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は大幅安で4日続落、中東情勢警戒し下値模索
 2.日経平均はトランプ発言に反応、一時は上昇する場面も
 3.原油価格の低下と米株先物に追随も買いの勢いは続かず
 4.半導体関連主力銘柄が軒並み安く、全体指数押し下げる
 5.中小型株の一角買われ、値下がり数は6割弱にとどまる

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前週末比49ドル高と3日ぶりに反発した。原油高が重荷も米国とイランの停戦協議の進展が期待された。

 東京市場では、朝方に日経平均株価が大きく下値を試した後、いったん戻りに転じプラス圏に浮上したが、その後は再び売り直された。

 31日の東京市場は、リスク回避ムードの強いなか下落して始まり、一時1300円以上水準を切り下げる場面があったが、その後は急速に下げ渋り上昇に転じる場面もあった。中東情勢が依然として不透明ななかも、メディアを通じてトランプ米大統領が「ホルムズ海峡が閉鎖された状態のまま戦争を終結させる準備がある」と述べたことが報じられ、これが原油価格の低下と米株価指数先物の上昇につながり、つれて東京市場も買い戻し圧力が表面化した。もっとも、その後は買いが続かず、結局後場の取引では安値圏で着地。ただ、プライム市場の値下がり銘柄数は全体の58%にとどまっていることからも分かるように、売買代金上位の大型株は総じて売られる一方、中小型株の中には全体指数に逆行して強さを発揮する銘柄も散見された。売買代金は19日以来となる8兆円台に乗せた。

 個別では、きょうも売買代金で群を抜く存在となっているキオクシアホールディングス<285A>だが株価は下値模索が続いている。売買代金2位に食い込んだ古河電気工業<5801>が大幅安。フジクラ<5803>の下げも目立つ。アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連も売りに押された。三菱重工業<7011>が下落、JX金属<5016>も軟調、三菱商事<8058>など総合商社株が値を下げた。多木化学<4025>がストップ安に売り込まれ、ジャパンディスプレイ<6740>も安い。イーレックス<9517>も利食われた。

 半面、信越化学工業<4063>が堅調、東京海上ホールディングス<8766>も上昇した。リクルートホールディングス<6098>が高く、富士通<6702>もしっかり。デンソー<6902>が買いを集めた。象印マホービン<7965>が大幅高、テクセンドフォトマスク<429A>、インフォマート<2492>が値を飛ばし、KADOKAWA<9468>も物色人気。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098>、デンソー <6902>、コナミG <9766>、信越化 <4063>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約49円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、フジクラ <5803>、三菱商 <8058>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約549円。

 東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)サービス業、(2)パルプ・紙、(3)保険業、(4)繊維製品、(5)倉庫・運輸。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)鉱業、(3)卸売業、(4)機械、(5)石油・石炭。

■個別材料株

△技研HD <1443> [東証S]
 シェルター確保の政府方針決定で関連銘柄に思惑買い。
△UACJ <5741> [東証P]
 イランによる精錬所攻撃後のアルミ相場高で思惑。
△中村超硬 <6166> [東証G]
 記念配当実施で株主還元姿勢を評価。
△デンソー <6902> [東証P]
 売上目標8兆円以上とする中期計画を策定。
△象印 <7965> [東証P]
 第1四半期営業益28%増で見直し買い集まる。
△山善 <8051> [東証P]
 今期業績予想の増額を好感しバリュー株の側面にも着目。
△千趣会 <8165> [東証S]
 閉鎖した千葉コールセンターの売却で最終利益予想を引き上げ。
△滋賀銀 <8366> [東証P]
 ありあけ保有の地銀株で再編機運意識した物色意欲が顕在化。
△WTOKYO <9159> [東証G]
 SBI <8473> との資本提携で圧倒的な品薄感が浮き彫りに。
△カドカワ <9468> [東証P]
 オアシスによる買い増しが続き保有割合13.76%に上昇。

▼持田薬 <4534> [東証P]
 株式売り出しで需給悪化懸念。
▼ERIHD <6083> [東証S]
 大幅増益決算発表もインパクト限定的で出尽くし感。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)象印 <7965>、(2)テクセンド <429A>、(3)インフォMT <2492>、(4)カカクコム <2371>、(5)JSB <3480>、(6)中央倉 <9319>、(7)日軽金HD <5703>、(8)カドカワ <9468>、(9)フォスター <6794>、(10)システムサポ <4396>。
 値下がり率上位10傑は(1)多木化 <4025>、(2)ニッコンHD <9072>、(3)メイコー <6787>、(4)Jディスプレ <6740>、(5)フジクラ <5803>、(6)イーレックス <9517>、(7)ハーモニック <6324>、(8)リガクHD <268A>、(9)JX金属 <5016>、(10)芝浦 <6590>。

【大引け】

 日経平均は前日比822.13円(1.58%)安の5万1063.72円。TOPIXは前日比44.48(1.26%)安の3497.86。出来高は概算で26億4160万株。東証プライムの値上がり銘柄数は613、値下がり銘柄数は906となった。東証グロース250指数は699.09ポイント(10.84ポイント安)。

[2026年3月31日]


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