前週のトウモロコシ相場は450セント割れから440セント台前半まで下落した。 特に目新しいネガティ材料は見当たらなかったが、潤沢な在庫環境が再評価され、上値 の重い展開になった。米国とイランの停戦合意を受けて、原油相場が高値から急落した こともネガティブ。一方、大豆は5月の米中首脳会談への期待感、大豆ミール急伸に下 値を支えられ、ほぼ横ばいながらも底固く推移した。トウモロコシ売り・大豆買いの裁 定取引も報告されている。9日に米農務省(USDA)需給報告が発表されたが、サプ ライズはなかった。 今週のトウモロコシ相場は下げ渋る展開にあろう。急ピッチな値下がりが続いていた が、需要が強く刺激され始めており、下げ過ぎ感が強い。農家の在庫売却も鈍化しやす く、徐々に下値を固める展開になる見通し。特に輸出の上振れが鮮明になると、450セ ントの節目回復が打診されやすい。一方、大豆は現行価格水準で横這いの展開になろ う。原油相場の上げ一服感、輸出低迷が上値を圧迫する。しかし、圧砕需要の底固さ、 大豆ミール相場の堅調地合が下値を支え、1100セント台中盤から後半での取引が続 く見通し。産地では作付け作業が始まっているため、徐々に天候相場に移行していくこ とには注意が必要。 予想レンジは、トウモロコシが425〜455セント、大豆が1150〜1200セ ント。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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