●レビュー金、イラン和平への期待で堅調=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 1日のニューヨーク金先物相場は、前日比14.90ドル高の4644.50ドル。
原油相場が軟化したことで、米長期金利とドルの上値が抑えられたことが、金相場を押
し上げた。イラン国営メディアが、パキスタンに対してイランが新たな提案を示したと
の報道を受けて、原油相場は軟化している。ただし、米金利・ドルの値動きは限定さ
れ、金相場の反発力も限定された。月初の取引だが、週末を控えて持高調整が中心だっ
た。
 4日のニューヨーク金先物相場は、前日比111.20ドル安の4533.30ド
ル。改めて原油相場が急伸したことが嫌気された。米国とイランの交戦が伝わり、原油
高がインフレ懸念を高めた。この結果、米金利上昇・ドル高が進んだことが、金相場を
大きく下押しした。イラン情勢については情報が交錯しているが、和平への期待感が後
退しており、逆に軍事衝突再開による混乱発生が警戒される状況になった。
 5日のニューヨーク金先物相場は、前日比35.20ドル高の4568.50ドル。
原油相場の反落を受けて、押し目買い優勢の展開になった。米国とイランの交戦がみら
れたが、米政府・軍が停戦合意は維持されているとの見方を示し、一期に軍事紛争が本
格的に再開される展開は回避できるとの見方が優勢になった。ドルの値動きは鈍かった
が、米金利低下を受けて金相場は押し目買い優勢の展開になった。
6日のニューヨーク金先物相場は、前日比125.80ドル高の4694.30ド
ル。原油相場の急落を受けて、米金利低下・ドル安が進行したことが、金相場を大きく
押し上げた。米ニュースサイトAXIOSは、米国が和平合意に向けた覚書を作成し、
イランが対応を検討中と報じている。実際に合意に至るのかは不透明だが、先行きに楽
観的な見方が原油相場を大きく押し下げたことが、金相場の上昇に直結した。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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