[今日の視点]石油=急落へ、米アクシオスの報道が重しに

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は急落へ。中心限月の2026年9月限で3500〜4500円安程度を想
定する。米国とイランの停戦や協議開始が期待されたことが海外原油を圧迫した。円相
場は1ドル=156円前半で円高・ドル安推移。
 米ニュースメディア・アクシオスの報道が海外原油を大きく押し下げ、ニューヨーク
原油は一時90ドルの節目を下回った。米国とイランは戦闘終結に向けた1ページの覚
書で合意に近づいているという。ただ、核開発の制限が盛り込まれているこの覚書の内
容は依然として米国寄りで、イランの主張とは相容れない。タスニム通信によると、イ
ランは攻撃に対する保証、米軍のイランの周辺からの撤退、凍結資産の解放、被害の補
償と制裁の解除、レバノンを含むあらゆる場所での和平、ホルムズ海峡の新たな体制を
求めている。米国の願望リストに基づいて合意に向かっているとは思えない。
 2月末にイラン戦争が始まってから、米アクシオスは停戦や和平合意についてたびた
び楽観的に報道し、原油相場を圧迫してきた経緯があるが、その都度イランに否定され
てきた。今回もイラン議会の外交政策・国家安全保障委員会のレザイ報道官がこの報道
を否定している。和平や停戦を巡る西側の報道が相場を大きく左右するものの、まずは
疑うべきだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.76ドル高の95.84ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは95.62〜96.33ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】10:30 貿易収支 2026年3月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 金融政策決定会合議事要旨公表 3月18-19日分(日本銀行)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 小売売上高 2026年3月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】15:00 製造業受注 2026年3月(経済技術省)
◆ フランス ◆
【経済】15:45 国際収支 2026年3月(フランス銀行)
【経済】15:45 貿易収支 2026年3月(INSEE)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】23:00 建設支出 2026年3月(商務省)
【経済】5/8 04:00 消費者信用残高 2026年3月(FRB)
【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
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