NY原油市況=小幅続落、米国とイランの協議を期待もホルムズ海峡で交戦

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/06     96.30       97.46       89.85       94.81        - 0.27
  2026/07     91.85       93.53       86.76       91.07        - 0.16
  2026/08     87.58       89.38       83.60       87.33        - 0.20
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              1,493,087             2,053,871    ( + 15,248)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/06     381.66    + 3.10
                            2026/07     363.94    + 0.23
         改質ガソリン       2026/06     345.60    - 0.33
                            2026/07     330.60    - 0.80
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は小幅続落。期近2限月の前日比は0.27〜0.16ドル
安。その他の限月は0.20ドル安〜0.48ドル高。
 米国の提案に基づいてイランとの協議が始まる可能性があることが相場を引き続き圧
迫した。ただ、イラン公益評議会のモフセン・レザーイー氏は米国のホルムズ海峡を巡
る提案を非現実的と拒絶した。また、イランのペゼシュキアン大統領はホルムズ海峡再
開の協議の前提条件として米国による海上封鎖の解除を要求したほか、最高指導者のモ
ジタバ・ハメネイ師と会談したことを明らかにした。会談の内容は不明。
 ホルムズ海峡の航行を回復させる目的のプロジェクト・フリーダムを隠れ蓑にして、
米国が軍事衝突準備を整えているとの観測が高まっている。石油輸出国機構(OPE
C)を脱退し、中東各国との距離が鮮明となったアラブ首長国連邦(UAE)を拠点と
して米軍が再軍備を実施していると噂されているなか、引け後に、ホルムズ海峡に面す
るイランのシリクやバンダーアッバス、ケシュム島で爆発音が聞かれた。イランの首都
テヘラン西部では対空防衛システムが作動する映像が伝わっている。米アクシオスのバ
ラク・ラヴィド氏によると、米軍はホルムズ海峡地域の目標を攻撃した。米高官の発言
として伝えられているが、これは戦争の再開ではないという。
 UAEを拠点として米軍がイランを再び攻撃した可能性が高まるなか、UAEでも爆
発音が聞かれた。イラン革命防衛隊(IRGC)が報復攻撃を開始した可能性がある。
 イラン国営放送(IRIB)によると、米軍はホルムズ海峡でイランの石油タンカー
を攻撃した。米軍は報復攻撃を受けて後退したという。タスニム通信は、イランが米国
の駆逐艦3隻に向けてミサイルを発射したと報道した。
 時間外取引で6月限は89.85ドルまで軟化し前日安値に迫ったが、通常取引の開
始を控えて下げが一服。その後は買い戻しが優勢となり下げ幅を縮小すると、一時
97.46ドルまでプラス転換した。ただ、マイナス圏に押し戻されて引けた。
 改質ガソリンの期近4限月は続落。ヒーティングオイルの期近2限月は反発した。製
品の足並みは揃わず。
今日の材料
・イランは60%の高濃縮ウランを引き渡しへ=チャンネル12
・米軍による領空や基地の利用を禁止したサウジやクウェートは一転して許可へ=米W
SJ
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