貴金属は、総じて反落して寄り付く見通し。金はドル建て現物相場の下落を受けて売 り優勢となろう。銀はまちまちの値動きとなろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラ チナがニューヨーク安を受けて軟調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は58.75ドル安 の4685.65ドル、銀が19セント安の7869セント、プラチナが52.80ド ル安の2023.70ドル、パラジウムは74.04ドル安の1478.83ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=156.86/88円で、前営業日の 大引け時点から0.72円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が2万4450円前後、銀は400.0円前後、プラチナ は1万0170円前後、パラジウムは7600円前後。 【NY金はイランの回答待ちで上げ一服】 金はきのうの海外市場では、米イランの戦闘終結期待が支援要因になったが、ドル安 一服を受けて上げ一服となった。 金はイランの回答待ちで上げ一服となった。米国とイランは、戦闘終結に向けた限定 的な暫定合意に近づいている。提案されている枠組みは、戦闘の正式な終結、ホルムズ 海峡の開放、より広範な合意に向けた30日の交渉期間の設定という3段階を想定して いるという。イランは数日中に回答する見通し。ただ米中央軍は、ホルムズ海峡を航行 していた海軍駆逐艦へのイランの攻撃に対応し、背後にある同国の軍事施設を攻撃の標 的にした。一方、イランのペゼシュキアン大統領は、米イスラエルとの戦争開始以降、 公の場に姿を現していない最高指導者モジタバ・ハメネイ師と約2時間半にわたり会談 した。 米新規失業保険申請件数は前週から1万件増加し20万件となった。一時解雇(レイ オフ)が低水準にとどまる中、緩やかな増加にとどまり、労働市場の安定を示唆した。 市場予想は20万5000件だった。米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は、連 邦準備理事会(FRB)の政策金利は「当面の間」据え置かれるとの見方を示した。 銀はきのうの海外市場で、米イランの戦闘終結期待が支援要因になったが、ドル安一 服を受けて上げ一服となった。 【NYプラチナはドル安一服で利食い売り】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安一服を受けて利食い売りが出た。 プラチナはドル安一服が圧迫要因になった。米国とイランは、戦闘終結に向けた限定 的な暫定合意に近づいている。ただ米国はイランに核開発放棄と濃縮ウランの引き渡し を求めており、互いの主張は平行線であることに変わりはない。トランプ米大統領は米 中首脳会談までに合意を迫っているが、まとまるかどうかは不透明である。 <今日の予定> ●仏(第二次世界大戦戦勝記念日) ・独貿易収支 2026年3月(連邦統計庁) ・独鉱工業生産指数 2026年3月(経済技術省) ・米雇用統計 2026年4月(労働省) ・米卸売在庫 2026年3月確報値(商務省) ・米消費者信頼感指数 2026年5月速報値(ミシガン大) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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