前週は一時90ドル台を割り込む軟調地合になった。5月4日と8日には米国とイラ ンが軍事衝突を起こし、更にイランはUAEの石油施設を攻撃した。しかし、米国は停 戦合意が維持されているとの認識を示したこともあり、原油相場に対してリスクプレミ アムを加算するような動きは限定された。逆に米国とイランの停戦合意への期待感を織 り込む動きが強まり、4月22日以来の安値を更新する展開になった。米国は和平合意 に向けた覚書を作成し、イランに受け入れを迫っている。 今週も戻り売り優勢の展開になりやすい。イラン情勢の先行き不透明感から不安定な 値動きが続きやすいが、戻りは売られる可能性が高い。米国は軍事紛争の再開など緊張 感を高めることは望んでおらず、どこまで両国に歩み寄りがみられるのかが焦点にな る。簡単に和平合意が実現する見通しにもないが、合意形成への期待感が強まると、 90ドル割れが打診される見通し。米国の覚書に対するイランの対応が注目される。13 日に国際エネルギー機関(IEA)と石油輸出国機構(OPEC)の月報発表が予定さ れている。 予想レンジは85.00〜105.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。