●週間見通し原油、イラン和平期待だと戻り売り=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は一時90ドル台を割り込む軟調地合になった。5月4日と8日には米国とイラ
ンが軍事衝突を起こし、更にイランはUAEの石油施設を攻撃した。しかし、米国は停
戦合意が維持されているとの認識を示したこともあり、原油相場に対してリスクプレミ
アムを加算するような動きは限定された。逆に米国とイランの停戦合意への期待感を織
り込む動きが強まり、4月22日以来の安値を更新する展開になった。米国は和平合意
に向けた覚書を作成し、イランに受け入れを迫っている。
 今週も戻り売り優勢の展開になりやすい。イラン情勢の先行き不透明感から不安定な
値動きが続きやすいが、戻りは売られる可能性が高い。米国は軍事紛争の再開など緊張
感を高めることは望んでおらず、どこまで両国に歩み寄りがみられるのかが焦点にな
る。簡単に和平合意が実現する見通しにもないが、合意形成への期待感が強まると、
90ドル割れが打診される見通し。米国の覚書に対するイランの対応が注目される。13
日に国際エネルギー機関(IEA)と石油輸出国機構(OPEC)の月報発表が予定さ
れている。
 予想レンジは85.00〜105.00ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)



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