[今夜の視点]海外原油=反落へ、戦闘終結に向けた中国の介入を期待

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比2.52ドル高の103.69ドルで
推移。本日これまでのレンジは101.48〜103.79ドル。
 今晩の海外原油は反落か。中国外務省は戦争を続けるべきではないことや、グローバ
ルサプライチェーンの安定確保を呼びかけた。トランプ米大統領は習近平主席と同席す
る場で、「我々はホルムズ海峡を解放しておくことを望んでいる」と述べるなど、中国
も交えてイランに対する圧力が強まっていくのではないか。中国とイランは経済的な結
びつきが強く、中国はイラン産原油の購入を続けているものの、原油相場の高止まりは
望んでおらず、米国とイランの協議開始に向けて何らかの動きがあるかもしれない。世
界の石油在庫がこのまま減少し、今後数カ月間で取り崩しが困難な在庫水準に到達見通
しで、中国も含めて世界経済が大打撃を被る可能性があり、中国としてもホルムズ海峡
の封鎖長期化は容認できないだろう。
 ただ、中国がイランに妥協を迫るという単純な話ではない。米国がイラン攻撃を仕掛
けなければホルムズ海峡は自由な海域だったはずであり、中国が米国にさらなる譲歩を
要求するかどうかが目先の焦点だろう。中東を火の海にした米国が何の代償も支払わず
に中国の助けを借りて難局を乗り切るというストーリーには無理がある。米国債利回り
の上昇からすると、米国は妥協を急がなければならない。
<今夜の予定>
◆ 香港 ◆
【経済】17:30 国内総生産 2026年1-3月期改定値(香港統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 製造業景況指数 2026年5月(ニューヨーク連銀)
【経済】22:15 鉱工業生産・設備稼働率 2026年4月(FRB)
【商品】5/16 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 製造業出荷 2026年3月(カナダ統計局)
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