[今日の視点]貴金属=反発、米大統領はイラン攻撃を延期

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、反発して寄り付く見通し。金と銀はドル建て現物相場の上昇を受けて買い
優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがドル建て現物相場の上昇を受
けて堅調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は33.67ドル高
の4571.45ドル、銀が255セント高の7793セント、プラチナが15.29
ドル高の1984.70ドル、パラジウムは16.06ドル高の1417.42ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=158.78/79円で、前営業日の
大引け時点から0.10円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が2万4000円前後、銀は400.0円前後、プラチナ
は1万円前後、パラジウムは7200円前後。
【NY金はリスク回避が圧迫】
 金はきのうの海外市場では、リスク回避の動きが圧迫要因になったが、トランプ米大
統領がイラン攻撃を延期したことを受けて地合いを引き締めた。
 金はリスク回避の動きが圧迫要因になった。トランプ米大統領は「刻一刻と時間が過
ぎている。イランは早く動いた方がいい。(米側の攻撃で)何も残らなくなってしまう
だろう」と投稿した。ただ米国がイラン産原油に一時的な制裁免除を提案するなど、譲
歩する動きが伝えられると、下支えになった。また米大統領は19日にイラン攻撃を予
定していたものの、複数の中東諸国からの要請を受けてこれを取りやめたと明らかにし
た。
 国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は、イラン戦争とホルムズ海峡での
船舶通航停止により、商業用石油在庫が急速に減少しており、残りはわずか数週間分し
かないとの見方を示した。原油高が続くと、金の上値を抑える要因になるとみられる。
 銀はきのうの海外市場で、リスク回避の動きや金軟調が圧迫要因になったが、トラン
プ米大統領がイラン攻撃を延期したことを受けて地合いを引き締めた。
【NYプラチナはリスク回避や金軟調が圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、リスク回避の動きや金軟調が圧迫要因になった
が、トランプ米大統領がイラン攻撃を延期したことを受けて地合いを引き締めた。
 プラチナはリスク回避の動きや金軟調が圧迫要因になった。トランプ米大統領がイラ
ンに戦争終結で合意を迫ったことを受けてリスク回避の動きとなった。ただ米大統領は
19日にイラン攻撃を予定していたものの、複数の中東諸国からの要請を受けてこれを
取りやめたと明らかにした。
 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)の四半期報告によ
ると、第1四半期は8トンの供給過剰となった。南アの季節外れの好調な生産や、プラ
チナETF(上場投信)、取引所在庫からの資金流出が背景にある。ただ2026年は
9トンと前回予測から2トン増加し、4年連続の供給不足が予想されており、第1四半
期のトレンドは年内に反転するとみられている。地上在庫の減少や地金・コイン需要の
増加、ガラス生産能力の拡大による需要増加が背景にある。トレヴァー・レイモンドC
EOは「プラチナのファンダメンタルズは、依然として投資家にとって魅力的である。
市場は供給不足の状態が続いており、中東における地政学的な逆風にもかかわらず、プ
ラチナの需要は十分に安定している」と述べた。
<今日の予定>
・国内総生産 2026年1-3月期1次速報 (内閣府)
・鉱工業生産指数 2026年3月確報(経済産業省)
・英雇用統計 2026年4月(国立統計局)
・ユーロ圏貿易収支 2026年3月(EUROSTAT)
・米中古住宅販売仮契約指数 2026年4月(全米不動産協会)
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