株価指数先物【寄り前】 25日線を支持線に+1σ(6万2100円)が射程に入る

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 61220 +1520 (+2.54%)
TOPIX先物 3860.0 +74.5 (+1.96%)
シカゴ日経平均先物 61525 +1825
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 20日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。トランプ米大統領がメディアに対し米国とイランの交渉は最終段階にあると述べたことで、戦闘終結に向けた交渉が進展するとの楽観につながった。WTI原油先物価格は前日の1バレル=98ドル台と7日ぶりに100ドルを割り込んだことで過度なインフレ警戒が和らぎ、米長期金利が低下したことが材料視された。また、中国と韓国の石油タンカー合計3隻がホルムズ海峡を通過したと報じられており、運航再開の可能性も意識された。

 NYダウ構成銘柄ではゴールドマン・サックス・グループ、ナイキ、ボーイング、シャーウィン・ウィリアムズ、ホーム・デポが買われた。半面、シェブロン、ウォルマート、ユナイテッドヘルス・グループ、メルク、シスコシステムズが軟調。そのほか、エヌビディアの決算への期待から半導体やAI(人工知能)関連株の一角が買われており、フィラデルフィア半導体株(SOX)指数は4.5%近く上昇している。

 エヌビディアが発表した2026年2~4月期決算は、AI半導体「ブラックウェル」などの需要が収益を押し上げ、売上高は四半期として過去最高を記録し市場予想を上回った。5~7月期の売上高見通しも予想を上回っている。時間外取引では日中終値を挟んでの推移であり、好業績は織り込み済みといった見方になりそうだ。とはいえ、イベント通過によるアク抜けから、ロングを誘うことが期待されよう。

 シカゴ日経平均先物(6月限)の清算値は、大阪比1825円高の6万1525円だった。20日取引終了後の日経225先物(6月限)のナイトセッションは、日中比120円高の5万9820円で始まった。寄り付きを安値にロング優勢となり、買い一巡後は6万0300円~6万0500円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを上抜くと一気に6万1000円台を回復した。終盤にかけて6万1560円まで上げ幅を広げ、6万1220円でナイトセッションの取引を終えている。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップアップで始まることになろう。ナイトセッションの開始後ほどなくして前日に割り込んだ25日移動平均線(6万0360円)突破し、同線での底堅さが意識されるなかで、上へのバイアスが強まる形になった。前日に節目の6万円を割り込んだことでいったんは調整一巡感が意識されやすいほか、ショートに傾いたポジションのカバーが入る可能性があり、ボリンジャーバンドの+1σ(6万2100円)が射程に入りそうだ。

 週足では+1σ(6万0990円)を上回ってきたことで、6万1000円処での底堅さが意識される局面では、+2σ(6万4460円)とのレンジに入るとみられ、+1σ水準では押し目狙いのロング対応となりそうだ。一方で、+1σ水準での攻防が続くようだと、25日線とのレンジによるスキャルピング中心のトレードが見込まれる。そのため、オプション権利行使価格の6万円から6万2000円のレンジを想定する。

 20日の米VIX指数は17.44(19日は18.06)に低下した。一時18.18まで切り上がる場面もみられたが、200日線(18.38)が抵抗線として意識される形となり、25日線(17.99)を下回って終えている。両線が抵抗線として機能していることで、リスク選好に傾きやすいだろう。

 昨日のNT倍率は先物中心限月で15.77倍(19日は15.76倍)に上昇した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の弱さが目立つなかで、一時15.62倍まで下げる場面もみられた。本日は半導体やAI関連株の上昇が見込まれるなかで、25日線(15.85倍)辺りを上回ってくると、NTショートを巻き戻す形でのリバランスが強まりそうだ。

株探ニュース

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