前週は100ドル台中盤で上げ一服となり、90ドル台後半まで下落した。米国とイ ランの和平合意に不透明感を抱えるも、合意が近いとの見方が強まり、100ドルの節 目を割り込んだ。トランプ米大統領はイランとの交渉が「最終段階」と発言している。 イラン側からも、米国案への回答を準備中との報道もあり、和平合意の可能性が織り込 まれた。依然として両国の主張の隔たりは大きいとみられるが、三角保合相場の中で調 整売りが膨らんだ。 イラン情勢を見ながら揺れ動く展開が続く。前週に続いて和平合意への期待を織り込む 動きが優勢になれば、もう一段階の値下がりが想定される。90ドル台を割り込む可能 性もあろう。ただし、こうした楽観ムードは過去何度も否定されており、イラン側の回 答が行われ、それをトランプ米大統領が改めて否定するようなことがあると、容易に 100ドル台を回復する可能性がある。イラン情勢に一喜一憂する展開が続く。 予想レンジは、85〜105ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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