[今日の視点]石油=下落へ、米国とイランの戦闘終結期待で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。中心限月の2026年10月限で500〜100円安程度を想定
する。戦闘終結に向けて、米国とイランの合意が近いと見られていることが引き続き重
し。円相場は1ドル=158円後半で推移し、前日水準とほぼ変わらず。ただ、米軍が
イラン革命防衛隊(IRGC)の高速艇を攻撃したと伝わっているほか、ホルムズ海峡
付近で爆発音が聞かれるなど、報道は不穏。
 先週末から週明けにかけて報道が相次いでいるように、戦闘終結に向けて米国とイラ
ンの協議は大詰めに入っているが、交渉における最大の焦点であるホルムズ海峡の支配
とイランの核開発についてはまだ協議の余地があり、この中核的な問題を除けば妥結に
近いというのが現状のようだ。イラン外務省の報道官は「14項目の覚書は戦争の終結
と、ホルムズ海峡での安全な通航を確保するためのイランの措置と引き換えにアメリカ
海軍の封鎖解除に焦点を当てている」と述べた。
 イランによると核開発協議については米国が14項目の覚書の内容を履行することが
条件であるほか、ホルムズ海峡の航行に「通行料」は課されないが、「環境税」を徴収
することをイランとオマーンは協議している。ホルムズ海峡は解放される見通しが強ま
りつつあるが、イランの支配下に置かれるのかもしれない。
 トランプ米大統領はイランに高濃縮ウランをすぐに引き渡すよう要求しているもの
の、これまでの発表や報道をまとめるならば、核開発協議は先送りされている。ホルム
ズ海峡はイランやオマーンの支配下に置かれる可能性が高く、外交的に米国はイランに
完敗した印象だが、このまま戦闘終結については合意に至るのだろうか。
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比6.09ドル安の90.51ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは89.41〜93.90ドル。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】14:00 景気動向指数 2026年3月改定状況(内閣府)
【納会】--:-- 小豆 2026年5月限(大阪取引所)
【発会】--:-- バージガソリン 2026年12月限(東京商品)
【発会】--:-- バージ灯油 2026年12月限(東京商品)
【発会】--:-- バージ軽油 2026年12月限(東京商品)
【発会】--:-- 中京ローリーガソリン 2026年12月限(東京商品)
【発会】--:-- 中京ローリー灯油 2026年12月限(東京商品)
【発会】--:-- ゴムRSS3 2027年5月限(大阪取引所)
◆ アメリカ ◆
【経済】22:00 住宅価格指数 2026年3月(連邦住宅金融局)
【経済】22:00 ケース・シラー住宅価格指数 2026年3月(S&P)
【経済】23:00 消費者信頼感指数 2026年5月(カンファレンスボード)
【農産】5/27 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】5/27 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)
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