米国とイランの和平合意期待から原油相場が軟化し、米金利低下・ドル安が進行した ことはポジティブだが、貴金属相場の値動きは鈍かった。金相場は最終的にマイナス圏 に沈んでいる。和平合意が成立するのか、合意が成立したとして維持できるのか、そし てインフレ懸念を払拭できるのか、金市場に対する本格的な資金流入を促すためには、 幾つかのハードルが存在している。原油相場も急落後は下げ幅を縮小しており、まだ和 平合意の成立も確実ではないとみている向きが多いことが窺える。 スイス金融大手UBSは年末の価格見通しを5900ドルから5500ドルまで引き 下げた。価格上昇見通しは維持されているが、金利とドルからの逆風が強まるリスクが 指摘され、足元の資金フローは安定していると報告されている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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