[今日の視点]石油=上昇へ、米国とイランの協議は中断か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。中心限月の2026年10月限で1500〜2300円高程度を
想定する。イランのタスニム通信に続き、ファルス通信も米国とイランの協議中断を報
道し、海外原油は続伸した。円相場が1ドル=159円後半で円安・ドル高推移してい
ることも支援要因。
 トランプ米大統領は否定しているが、イラン国内の報道によると米国とイランの協議
は中断している。イスラエルはベイルート郊外への攻撃を見送りつつも、レバノン南部
で作戦を継続することから、対話の見通しは不透明だ。当初の停戦合意に含まれている
はずのレバノン停戦が実現されていないなかで、協議の最難関であるホルムズ海峡の管
理についての協議にたどり着くまでかなり時間がかかるだろう。
 世界経済は戦略石油備蓄など石油備蓄を取り崩して現状の経済活動をなんとか維持し
ているが、取り崩し可能な石油在庫は着実に減少している。石油需要が大幅に減退しな
いなら、北半球の夏場にかけて石油在庫は危機的な水準に達し、取り崩しは困難とな
る。ホルムズ海峡が解放されなければ相場がこのリスクを織り込む局面はいずれ訪れる
だろう。米エネルギー情報局(EIA)の週報で、石油在庫はどこまで減少可能なのだ
ろうか。
 時間外取引でニューヨーク原油7月限は前日比0.22ドル高の93.98ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは93.45〜94.09ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】10:30 国内総生産 2026年1-3月期(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
◆ 中国 ◆
【経済】10:45 サービス業購買担当者景況指数 2026年5月(RatingDog)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】17:00 サービス業購買担当者景況指数 2026年5月確報(Markit)
【経済】17:00 購買担当者総合景況指数 2026年5月確報(Markit)
【経済】18:00 生産者物価指数 2026年4月(EUROSTAT)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】21:15 雇用統計 2026年5月(ADP)
【経済】23:00 耐久財受注 2026年4月確報値(商務省)
【経済】23:00 製造業新規受注 2026年4月(商務省)
【経済】23:00 非製造業景況指数 2026年5月(ISM)
【経済】6/4 03:00 地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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