NY原油市況=続伸、米国とイランの協議に進展なしか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/07     93.45       97.00       93.45       96.02        + 2.26
  2026/08     90.35       93.42       90.35       92.71        + 2.24
  2026/09     87.21       89.90       87.21       89.42        + 2.11
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              633,681             1,992,890    ( - 3,773)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/07     384.81    +14.94
                            2026/08     377.69    +14.09
         改質ガソリン       2026/07     313.16    - 1.27
                            2026/08     307.28    - 0.46
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク原油の期近は続伸。期近2限月の前日比は2.24〜2.26ドル高。
その他の限月は0.89〜2.11ドル高。
 イランのアラグチ外相が米国との連絡のやり取りは途絶えていないものの、協議の進
展はないとの認識を示したことが買い手掛かり。イランのファルス通信は交渉団メンバ
ーの話として、協議は継続しているが最終的な決定はまだないと報道している。また、
イスラマバード会合が行き詰まったのはイランが核開発問題についての協議を拒否した
ことが背景にあるほか、イランはレバノンを無視した合意を受け入れない方針であるこ
とも伝えた。
 イスラエルがレバノン南部での軍事作戦を継続する構えで、イランが望むレバノン停
戦が実現されていないことは協議を停滞させている。イスラエルのネタニヤフ首相は
「これまで何年にもわたり米国が我々に与えてくれたあらゆる支援に感謝する。ただ、
もう必要ない」と述べたことは不透明な要因。レバノン南部で親イランの武装組織ヒズ
ボラとイスラエル軍の衝突が続く可能性がある。
 イランのタンカーや通信基地が攻撃を受けたことで、イラン革命防衛隊(IRGC)
がクウェートやバーレーンの米軍基地に大規模な反撃を実施したことも相場を刺激し
た。クウェート政府はミサイル13発、ドローン17機を迎撃したと発表している。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米国から急激に石油が流出し続け
ていることは懸念要因。戦略石油備蓄(SPR)を含む原油と石油製品の在庫は合計で
前週比1056万2000バレル減の15億7347万バレルと、2004年以来の低
水準を更新。
 時間外取引で7月限は97.00ドルまで上昇した後、通常取引序盤にかけて
94.34ドルまで上げ幅を縮小。ただ、その後は買いが持ち直した。
 改質ガソリンの期近2限月は反落。ヒーティングオイルの期近は続伸。ヒーティング
オイルの戻り歩調が鮮明となっている。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 -797.4万(4億3371万)
ガソリン +336.4万(2億1496万)
留出油  +150.2万(1億0230万)
(クッシング地区)
原油 -58.3万(2244万)
*()は在庫総量
今日の材料
・米国はイランの提案に付属文書の追加を要求=ブルームバーグ
・米国は濃縮ウランの所在地や輸送手順を明らかにすることを要求=同上
・この文書にはホルムズ海峡の航行の枠組みも含まれる=同上
・米国とイランの覚書草案は4段階で構成=ファルス通信
・クウェート空港の被害は対空防衛システムが原因=IRGC
・イランが核兵器保有しないことに合意=トランプ米大統領
・おそらくいずれかの時点でイランの最高指導者と会談することになる=同上
・トランプ米大統領のこの発言はファンタジー=タスニム通信
・米原油在庫の市場予想は前週比400万バレル減
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比680万バレル減
・ガソリン在庫は前週比350万増
・留出油在庫は同21万4000バレル減
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比27万9000バレル減
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。