ドル安と円安が交錯、明日の米CPI控えてポジション調整主導=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、ドル安と円安が交錯している。あすの米CPIを控えて、先週末の強い米雇用統計を受けて広がっていたドル買いの流れに対し、短期筋のポジション調整主導でドルが売られている。一方で、中東情勢の緊迫が一服し、NY原油が一時88ドル台まで下落、有事のドル買いの巻き戻しとともに、リスク選好の円売りも強まった。こうしてドル安と円安が同時に進む構図となっている。ドル円は介入警戒感もあり、160円台前半で膠着。一方、クロス円は買われ、ユーロ円が185.30付近、ポンド円は214.60付近まで上昇するなど全面高の展開となった。NY原油は89ドル台前半で推移し、地政学リスク後退を背景に上値の重い展開が続いている。欧州株は総じて堅調。米10年債利回りは4.57%台から4.54%台へ低下。市場全体はあすの米CPIを前に様子見ムードが支配的で、21時30分発表の米貿易収支がサプライズとなれば一時的にドルが買い戻される可能性はあるものの、最終的にはドル円160円台前半のレンジに収れんする公算が大きい。 ドル円は160円台前半での取引。東京午前の160.28付近を高値に、ロンドン朝方の160.05付近を安値とするレンジで推移している。足元では前日終値160.16付近での揉み合いに落ち着いている。前日と変わらない水準で、明日の米CPI待ちの姿勢となっている。 ユーロドルは1.15台後半での取引。東京午前の1.1527付近を安値に、その後は買いが優勢になっている。ロンドン時間には買いが強まり、高値を1.1570付近へと伸ばしてきている。ユーロ円も堅調。東京午前の184.61付近を安値に、ロンドン時間には高値を185.30付近へと伸ばしてきている。中東情勢の一服を背景に原油安、米債利回り低下、欧州株高となっており、ドル売りと円売りが併存している。対ポンドではユーロが軟調。前日の動きに調整が入っている。 ポンドドルは1.33台後半での取引。東京午前の1.3331付近を安値に、ロンドン時間には高値を1.3398付近まで伸ばしてきており、1.34台を視野に入れる動き。ポンド円も堅調。東京午前の213.50付近を安値に買われ、ロンドン時間には高値を214.60付近へと伸ばしてきている。ユーロポンドは0.8649付近から0.8628付近へと反落、前日の上昇を消す動きとなっている。東京朝方に発表された英既存店売上が好調だったことが蒸し返された面もあったようだ。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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