前週は70ドルを割り込む展開になった。供給環境の改善による需給緩和見通しの織 り込みが優勢だった。米国とイランの間で攻撃の応酬が行われていたが、大きな混乱に は発展しなかった。米国とイランとの間で間接協議が行われている。ホルムズ海峡を経 由した原油輸出は着実に増えており、国際需給は供給不足から供給過剰にシフトしつつ あるとみられる。ただし、すでにイラン戦争勃発時の価格に回帰し、さらに期限月のプ レミアムもほぼ解消される中、下げ幅は限定された。 今週も戻り売り優勢の展開が続きやすい。価格水準は大きく切り下がり、サヤもフラ ット化していることで、急落対応は求められなくなっている。しかし、このまま供給拡 大傾向が続くのであれば、徐々に消費国の在庫も積み増しが再開される見通しであり、 改めて原油高が進む可能性は低い。買いポジションの整理が進むと、65ドル水準が打 診される見通しだ。イラン情勢次第では、突発的な上昇リスクを残す。 予想レンジは65.00〜73.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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