[今日の視点]貴金属=金は米利上げ観測を受けたNY安が重石に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金は続落して寄り付くと見られる。金はニューヨークの軟調を受けて売り
優勢が見込まれる。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがドル建て現物相場の上昇
を受けて堅調となろう。銀は出合いがあるならば、下落か。パラジウムは出来ずを継
続。
 午前8時1分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は32.45ドル安の
4098.47ドル、銀が140.00セント安の5977セント、プラチナが13.
59ドル高の1636.07ドル、パラジウムは11.44ドル高の1262.85ド
ル。
 午前8時1分現在のドル・円相場は1ドル=162.15/16円で、前営業日の大
引け時点から0.15円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が2万1830円前後、銀は310.0円前後、プラチナ
は8250円前後、パラジウムは6700円前後。
【ホルムズ海峡を巡る不透明感を受けたドル高傾向に注意】
 金先限は夜間取引ではプラスサイドに値を切り上げる場面も見られたが終盤には軟調
な値動きを強いられ、一時は2万1827円まで下落した。ニューヨーク為替市場で、
ホルムズ海峡の航行正常化の見通し不透明感が強まるなか原油が堅調となったことで、
米インフレ高進観測が強まると同時に米利上げ見通しが再燃している。米利上げの可能
性はドル買い傾向を強める要因となる。対ユーロにおいてもドル買い傾向が強まってい
るだけに、ドル建て金価格が上値の重い動きを継続する可能性が高まっており、これが
東京市場でも上値抑制要因になってきそうだ。
 JPX金先限は日中取引では2万1800円が支持線になると予想。下値は堅く推移
予想も夜間取引まで3日連続で25日移動平均線(2万2170円)が抵抗線になって
おり、2万1800円台後半では戻り売り圧力が強いと予想。
 なお、日本時間の9日の午前3時に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が発表
される。FOMCでタカ派の姿勢が示されるようであれば利上げ観測が強まり、ドル買
い傾向が更に強まる可能性がある点に注意が必要となっている。
 銀はきのうの海外市場で、原油価格の上昇とこれを受けた米利上げ観測から売り優勢
となった。
【NYプラチナはドル建て現物高を受けて堅調】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル建て現物の上昇が買い支援要因となり買い優
勢となった。ホルムズ海峡の航行正常化の見通し不透明感から原油高が進行するなか、
米インフレ懸念やこれを受けた利上げ観測が強まった。
 日本時間の9日午前3時に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録が
注目されるなか、買い戻す動きが見られたことも価格浮上の一因になった。
 JPXプラチナは夜間取引でニューヨークプラチナの堅調な値動きに支援され、買い
優勢。先限は8185円で小高く寄り付き。8370円まで上げ幅を拡大。高値を離
れ、8255円で終えた。日中取引は金の下落が圧迫要因。8200円台を維持して堅
調に推移できるかに注目。
<今日の予定>
== ニュージーランド ==
【経済】11:00政策金利公表  (NZ準備銀行)
== 日本 ==
【経済】08:50国際収支(経常収支) 2026年5月  (財務省)
【経済】08:50対外及び対内証券売買契約等の状況 2026年6月  (財務省)
【経済】14:00景気ウォッチャー調査 2026年6月  (内閣府)
【工業】12:00原油・石油製品供給統計週報  (石油連盟)
【工業】14:00石油製品給油所小売価格調査  (資源エネルギー庁)
== フランス ==
【経済】15:45国際収支 2026年5月  (フランス銀行)
== アメリカ ==
【経済】20:00住宅ローン申請指数  (MBA)
【経済】23:00卸売在庫 2026年5月確報値  (商務省)
【経済】7/9
03:00FOMC議事録公表 6月16-17日  (FRB)
【経済】7/9
04:00消費者信用残高 2026年5月  (FRB)
【工業】23:30週間石油統計  (EIA)
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