[今日の視点]石油=上昇へ、覚書は崩壊の瀬戸際に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は上昇へ。中心限月の2026年12月限で1500〜2000円高程度を
想定する。ホルムズ海峡でイランが商船攻撃を繰り返し、米国はイランの石油販売許可
を取り消した。ニューヨーク市場の引け後、米軍はイラン各地の防衛システムやミサイ
ル発射拠点を攻撃している。円相場は1ドル=162円前半で円安・ドル高推移。
 イラン前最高指導者のアリ・ハメネイ師の国葬が9日まで続く予定ではあるが、イラ
ン革命防衛隊(IRGC)はオマーン航路を利用する商船を立て続けに攻撃した。イラ
ンがホルムズ海峡の管理を主張するなかで米軍がタンカーを護衛していたことが苛立ち
の背景だと思われる。一方、イラン全土が喪に服しているなか、米軍はイランのバンダ
ーアッバスなどを報復攻撃した。
 米国とイランが交わした覚書は崩壊の瀬戸際にある。あるいはすでに破綻したのでは
ないか。覚書で実行されたのは、イランによるホルムズ海峡の解放や米国による海洋封
鎖の解除、イラン制裁の一時撤回だけであり、後戻りは容易だろう。米国が全面降伏し
たような覚書について、イランは真に受けていないのではないか。
 時間外取引でニューヨーク原油8月限は前日比1.93ドル高の72.37ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは72.07〜72.65ドル。
<今日の予定>
◆ ニュージーランド ◆
【経済】11:00 政策金利公表(NZ準備銀行)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 国際収支(経常収支) 2026年5月(財務省)
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2026年6月(財務省)
【経済】14:00 景気ウォッチャー調査 2026年6月(内閣府)
【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟)
【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】23:00 卸売在庫 2026年5月確報値(商務省)
【経済】7/9 03:00 FOMC議事録公表 6月16-17日(FRB)
【経済】7/9 04:00 消費者信用残高 2026年5月(FRB)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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