中東情勢の緊迫化が金相場を押し下げている。ようやく利上げの議論の消化が進んで いたタイミングで、中東情勢の緊迫化が原油高を促したことが警戒されている。先行き 不透明感は強いが、原油高が進めばインフレ対策で利上げが進むとの警戒感が強い。本 来であれば米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が注目されやすい環境だった が、過去の議論よりも、将来のインフレ環境に影響を及ぼす可能性がある中東情勢が注 目されている。改めてホルムズ海峡封鎖といった展開に発展しないのであれば、原油相 場も安値修正の動きにとどまる見通しだが、まだ十分な判断を下せる環境にはない。6 月の世界の金上場投資信託(ETF)座高は74.29トン減少した。株価急落の3月 に84.28トン減少したが、利上げの議論はそれに匹敵する規模の金売却圧力を発生 させている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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