ゴム週間見通し=目先はレンジ相場、もみ合い後は上放れか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【前週までのレビュー】節目の400円付近まで下落したが、同水準を維持したこと自
律反発場面になるとみた。ただ、節目420円付近では戻り売りが出てくることが予想
され、この水準の売りをこなせるかが今後の焦点になるとみた。
【目先はレンジ相場】
 JPXゴムRSS3号の活発限月12月限は、6月17日に448.1円まで上昇
し、一代の高値を更新した。だが、その後、上値が重くなると、上海ゴムの急落を受け
て、25日から下げが加速し、7月3日には403.2円まで軟化した。ただ、400
円割れが回避されたると、戻り場面となり、8日には424.0円まで上昇。その後
は、420円付近でのもみ合いとなっている。
 直近の下落に対する自律反発は、6月23日から7月3日までの下落に対する半値戻
しがある426.0円が意識され、同水準の手前では戻りが鈍くなっている。一方、下
値の安値417.0円が支持になっている。現在、特に目立った天然ゴムの材料が見当
たらないことから、417〜426円前後のレンジ相場となりそうだ。
 ただ、今夏は、「エルニーニョ」と「正のインド洋ダイポールモード現象(IO
D)」が同時発生し、天然ゴム産地の東南アジアは高温・乾燥となることが予想され
る。このため、もみ合い後は、上放れる可能性が高いとみる。
【中国自動車販売は輸出主導】
 中国乗用車協会(CPCA)が8日に発表した同国の6月自動車販売台数をみると、
現状の中国自動車産業は内需が弱く、外需主導の様相を呈していることが伺える。
 6月の中国国内の自動車販売台数が、前年同月比23.4%減の162万となり、9
カ月連続で前年同月を下回った。減少率も5月の22.3%減を上回る大幅減となっ
た。国内販売が不調の背景には、政府助成金の削減が挙げられる。一方、輸出は同8
2.1%増の88.2万台と急増している。1−6月期でみても、国内販売は前年同期
比20.4%の減少に対し、輸出は70.6%増となっている。
 中国は、依然として不動産不況が続いており、内需回復には時間が掛かりそうだ。た
だ、好調な外需主導で自動車生産が伸びるようなら、天然ゴム市場にとって支援材料に
なる。
【上海9月限は1万7000元の攻防に注目】
 上海ゴムの中心限月の9月限は、1万7000元付近の攻防になっている。9月限
は、6月25日に大幅安となり、1万7000元を割り込むと、29日には一時1万6
420元まで下落した。その後、同水準でのもみ合いとなったが、終値ベースでの1万
6500元を割れが回避されると、反発を開始。7日には一時1万7045元まで上昇
した。ただ、同水準では戻り売りを浴びた。6日以降、1万700元台では上値が重く
なり、終値ベースで1万7000元を維持できずにいる。この現状が続けば、戻りいっ
ぱいとの見方から、軟化する可能性がある。
 その場合、終値ベースで1万6500元をしっかり下抜くかに注目したい。終値ベー
スで同水準を割り込むと、3月31日の安値1万6340元や3月20日の安値1万5
810元が目指すことになる。一方、1万7000元をしっかり突破すれば、一目均衡
表の基準線がある1万7430元が意識される。同線を上抜くと、節目の1万8000
元が視野に入る。
【東京ゴム活発限月の12月限のテクニカル要因】
 ゴムRSS3号の活発限月の12月限は、自律反発場面となった。6月中旬からの値
動きを確認すると、買われ過ぎ感などから6月10日には417.8円まで下落。だ
が、同水準で支持されると、上海高を手掛かりに23日は448.8円まで水準を引き
上げ、一代の高値を更新した。その後、25日に上海ゴムが大幅安となると急落を開始
し、7月3日の午前中には403.2円まで下落した。だが、節目の400円割れが回
避されると、自律反発を開始し、6日に422.0円まで戻すと、8日には424.0
円まで上昇した。だが、同水準では上値が重くなり、その後は420円前後での取引と
なっている。
 買いが先行すれば、6月23日の高値448.8円から7月3日の安値403.2円
までの下落に対する半値戻しがある426.0円がポイントになる。直近の戻りが42
4.0円で抑えられたのも、半値戻し水準が意識されたためだ。同水準を突破すれば、
節目の430.0円や435.0円を目指そう。一方、下落するようなら、節目の41
5.0円付近が支持になる。同水準を割り込むと、節目の410.0や3日の安値40
3.2円がターゲットになる。
【今週の注目ポイント】
 日経平均株価の値動きに注意したい。このところ日経平均株価に連動する場面が散見
されるうえ、日経平均株価のボラティリティが高まっている。ゴム独自の材料難の際に
は、特に注意をしておきたい。
【相場予想レンジ】
 7月13〜17日のJPXゴムRSS3号12月限の中心レンジ予想は390〜43
0円前後。テクニカルの支持線が415.0円(節目)、抵抗線は426.0円(6月
23日から7月3日まで下落の半値戻し)。
    ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

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