14日の原油相場は、期近3限月が続伸する一方、4番限以降は反落した。原油市場 は短期的な混乱を警戒しつつも、これが中朝的な混乱に発展するのかは慎重に評価して いることが窺える。中東では米国とイランの攻撃の応酬が行われており、イランはオマ ーン寄りの海域を通航していたタンカーを攻撃している。イランはあくまでも自国の承 認と指定航路の通航を要求しており、イランと無関係にオマーン側を通航することは容 認していない。一方、米国はイランからの原油輸出に限定したホルムズ海峡封鎖を行っ ている。既にイラン産原油に対する制裁を復活させているが、イラン以外の原油流通は 継続することで、市場ショックを限定したいと考えている模様だ。ただし、軍事紛争の 勃発地域では、タンカーの通航抑制の動きは避けられない状況になる。 一方、トランプ米大統領はホルムズ海峡の通航貨物に20%の通航料を課す方針を撤 回した。湾岸諸国と米国との貿易・投資協定に切り替えるとされている。ただし、具体 的にどの国とどのような協定が予定されているのかは明らかにされていない。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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