【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における7月 14日時点の大口投機家の売り越しは628万9754枚となり、前週の652万 4935枚から縮小した。取組高合計は4981万9138枚となり、前週から10万 2631枚(0.2%)減少した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.4%減、債券 合計が0.2%減、為替合計が微減となった。商品市場の取組高は、穀物合計が0.9 %増、エネルギー合計は1.0%減、金属合計は2.7%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買いが新規売りを 上回って売り越しを縮小、債券で新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小した。為 替は新規買い、買い戻しが入って売り越し(ドル買い)を縮小した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、米国のインフレ鈍化で今月の金利据え置き見通しが強まったが、米国とイラ ンの軍事衝突やハイテク株の売りを受けてリスク回避の動きとなった。今週は欧州中央 銀行(ECB)理事会がある。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が12万2663枚売り越し(前週12万 3778枚売り越し)、ユーロは1万2605枚売り越し(同1万6227枚売り越 し)、英ポンドは7万1253枚売り越し(同8万7903枚売り越し)となった。ユ ーロは新規買いが新規売りを上回って売り越しを縮小した。 商品市場では、原油が米国とイランの軍事衝突を受けて買い優勢となり、6月12日 以来の高値82.76ドルを付けた。金は米国とイランの軍事衝突を受けて戻りを売ら れた。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が6万2683枚買い越し(前週 7万5749枚買い越し)に縮小した。手じまい売りが買い戻しを上回った。ニューヨ ーク金は18万6682枚買い越し(同19万4246枚買い越し)、ニューヨーク・ プラチナは1万3748枚買い越し(同1万3872枚買い越し)に縮小した。金は手 じまい売り、新規売りが出て、プラチナは手じまい売りが買い戻しを上回った。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが13万1463枚買い越し(同10万 0980枚買い越し)、大豆は12万5403枚買い越し(同11万2807枚買い越 し)に拡大した。コーン、大豆ともに新規買い、買い戻しが入った。前週のコーンは、 小麦上昇を受けて買い優勢となった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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