[今日の視点]貴金属=金は続伸、中東情勢不安などを受けたドル高・円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が続伸して寄り付くと予想。銀はニューヨーク市場の堅調と円安を受け
出合いがあれば、買い優勢が見込まれる。中東情勢不安などを受けたドル高で円相場が
1ドル=162円台まで下落が追い風。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニュ
ーヨーク高、円安を受けて期先は買い優勢で取引開始も買い一巡後は上値が重く推移
か。
 午前8時5分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は2.48ドル高の
4080.49ドル、銀が1せント安の5877セント、プラチナが4.46ドル高の
1628.56ドル、パラジウムは8.52ドル安の1280.65ドル。
 午前8時5分現在のドル・円相場は1ドル=163.20/22円で、前営業日の
大引け時点から1.08円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が2万1890円前後、銀は304.0円前後、プラチナ
は8355円前後、パラジウムは6600円前後。
【東京金は円安進行が押し上げ要因】
 米国がイランに対して10日連続で攻撃を行うなど、中東情勢が緊迫化するなかドル
買いの動きが強まり、ドル・円は1986年以来の水準となる1ドル=163円台を記
録。トランプ米大統領によるイランの核関連施設建設地域と思われる地域に対する激し
い攻撃の警告など、今後も米国とイランの衝突が激化する可能性が危惧されるなか、
有事のドル買いの動きが高まっている。
 中東情勢不安は米国のインフレ高進を促す要因になるとの見方から、米利上げ観測が
再び高まっていることがドル買い傾向を強める根拠となっている。
 東京金(JPX)にとってはこのドル買いの動きが価格押し上げ要因となってきそう
だ。先限は夜間取引で2万1940円まで上昇し、今月10日以来の高値をつけた。ほ
ぼ横バイ状態にある25日移動平均線(2万1815円)を超えてきた。2万2000
円台に乗せる上伸力があるなら強気相場への転換期待が持てる。
【プラチナはNY高とドル買い・円売りが支援要因に】
 プラチナはきのうの海外市場で金に追随高となったが、東京ではドル買い・円売りの
動きが引き続き価格を支える要因になってきそう。
 中東情勢不安を受けて有事のドル買いの動きが見られているうえ、ウクライナによる
ドローン攻撃を受けたロシアの輸出引き締まり懸念も下支え要因になってくると見られ
る。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 貿易収支 2026年6月速報(財務省)
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
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