きょうの為替市場、ドル円は163円台前半と1986年以来約40年ぶりの安値水準での推移が続いている。中東情勢悪化を受けたドル高がドル円を押し上げているが、投資家はドル高のカウンターとして円を迷わず選択しているようだ。 トランプ大統領は、フーシ派が紅海の航路を妨害すれば対応すると表明。米国とイランは攻撃の応酬を続けており、トランプ大統領は早期の協議に慎重姿勢を示している状況。 片山財務相は「必要があればいつでも適切に断固たる対応を取る」などと述べたが、相場の反応は限定的。例え円買い介入を実施したとしても、一時的な動きに留まるとの見方が大勢。中東情勢と原油高、そしてインフレ期待が落ち着き、少なくともFRBが利下げモードに復帰しない限り、潮の流れが変わるとは見ていないようだ。 163円台を固めれば、次は165円ということになりそだが、引き続き実弾も含めて、日本の当局の様々な介入が想定される。実際、円安の流れ自体には変化がないものの、いわゆるG7声明で言うところの「過度の変動や無秩序な動き」までは見られておらず、ボラティリティも低水準で抑えられている。いまのところ、日本の当局の対応もそれなりに効果が出ているのかもしれない。 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は162円に観測されている。 21日(火) 162.00(6.8億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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