【前週までのレビュー】上海ゴムの戻りが鈍くなっているうえ、日経平均株価は大幅な 水準調整を強いられていることから、JPXゴムRSS3は売り圧力が強まること予想 した。 【売り圧力が強まるか】 JPXゴムRSS3号の活発限月12月限は、戻りが鈍くなっている。12月限は7 月16日に435.0円まで上昇後、急反落となり、21日は411.9円まで下落し た。その後、自律反発場面となったが、425円付近で戻り売り圧力が強く、再び 417円付近まで軟化している。自律反発場面は終了した可能性がある。 また、上海ゴムも目先、レンジからの下放れを試す可能性が高いうえ、日経平均株価 も大幅な水準調整を強いられている。JPXゴムRSS3は、目先売り圧力が強まるこ と予想される。水準的に21日の安値411.9円がポイントになる。同水準をしっか り割り込むと、7月3日の安値403.2円や節目の400円が意識される。 【円相場に注意】 円安圧力が強まってきた。ドル円は23日に1ドル=163.99円まで上昇し、 1986年11月以来の安値を付けた。円安圧力が強まった背景は、骨太の方針で財源 論が先送りされたことや、中東情勢の緊張を背景に米債金利上昇、これにともなってド ル買いが進んだことが挙げられる。ただボラティリティ自体は低いうえ、21日移動平 均線とのかい離率も1%前後と過熱感は見られない。また、上記したようにドル買いの 面があることから、通貨当局が持ち出す「投機的な円売り」が主導したとは言えない。 このため、円買い介入は難しいとみる。ただ、ドル・円が165円接近となれば、介入 の可能性は高まる。実際に介入となれば、5円前後の円高に振れる可能性があるので注 意したい。なお、中長期的には、構造的な円安もあり、介入効果は一時的だろう。 170円を目指すドル高・円安局面となれば、JPXゴムRSS3にとって買い材料に なる。 【上海9月限はレンジ形成】 上海ゴムの中心限月の9月限は、戻りが鈍い。9月限は、6月25日に大幅安とな り、1万7000元を割り込むと、29日には一時1万6420元まで下落した。その 後、同水準でのもみ合いとなったが、終値ベースでの1万6500元を割れが回避され ると、反発を開始。15日には一時1万7250元まで上値を伸ばした。ただ、同水準 では戻り売りを浴びると、1万7000元台での値固めに失敗、その後は1万6500 〜1万7000元前後の狭いレンジ相場となっている。ただ、戻りを試し、失敗した後 だけに、目先、売りが先行する可能性が高いとみる。6月29日の安値1万6420元 を下抜けば、節目の1万6000元を視野に入れた展開になりそうだ。 【東京ゴム活発限月の12月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の12月限は、軟調な展開となった。6月下旬からの値動 きを確認すると、上海高を手掛かりに6月23日は448.8円まで水準を引き上げ、 一代の高値を更新した。その後、25日に上海ゴムが大幅安となると急落を開始し、7 月3日には403.2円まで下落。節目の400円割れが回避されると、自律反発を開 始し、16日には435.0円まで戻した。だが、同水準で戻りいっぱいとなるが、2 1日には411.3円まで水準を引き下げた。その後は、420円付近で取引となって いる。 再び売り先行するようなら、21日の安値411.9円が最初の関門。安値更新なれ ば、節目の410円や7月3日の安値403.2円を試そう。一方、地合いを引き締め ると、節目の425円付近がポイントになる。同水準を上抜くと、節目の430円や1 6日の高値435.0円が視野に入る。 【今週の注目ポイント】 中東情勢に注目したい。中東情勢が再び緊迫の度合いを増してきた。NY原油は、9 0ドル台まで上昇しており、100ドルに浮上するようなら、天然ゴム相場にとっても 強材料となろう。 【相場予想レンジ】 7月27〜31日のJPXゴムRSS3号12月限の中心レンジ予想は400〜44 0円前後。テクニカルの支持線が411.9円(7月21日安値)、抵抗線は435. 0円(7月16日高値)。 ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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