原油反落でドル売り先行も、値動きは限定的 ドル円163円台後半に留まる=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
原油反落でドル売り先行も、値動きは限定的 ドル円163円台後半に留まる=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、原油相場が反落したことでドル売りが先行した。中東情勢に特段の好転はみられていないが、週末調整もあってNY原油先物は92ドル台から一時88ドル台まで反落した。欧州株や米株先物・時間外取引は小反発している。米10年債利回りは4.71%付近から4.68%付近へ低下と、リスク警戒の動きは一服している。ドル円は164円台乗せの誘因を失い、163.60台まで反落。ユーロドルは1.1370台から一時1.1401付近まで上昇。ポンドドルは1.33トビ台から1.3340台まで一時上昇した。ただ、ドル売りの動きも一服してきており、全般に動意薄のマーケットとなっている。週末や来週の日米金融政策イベントなどを控えた調整の面が指摘される相場展開になっている。

 ドル円は163円台後半での取引。東京午前に163.94付近まで買われるも、164円台乗せには至らず。その後は上値を抑えられている。」ロンドン時間に入るとNY原油先物が92ドル台から88ドル台まで反落するなか、為替市場では有事のドル買いの巻き返しで、ドル売り圧力がみられた。ドル円はロンドン序盤に163.65付近まで軟化した。その後はレンジ内での静かな取引となっている。一部新聞社が「日銀の7月会合、政策金利据え置きへ」と報じたが反応薄だった。

 ユーロドルは1.13台後半での取引。東京早朝の1.1374付近を安値に、ロンドン序盤には1.1401付近に高値を伸ばした。その後は買いは続かず1.13台後半に押し戻されている。ユーロ円は東京早朝の186.34付近を安値に、ロンドン序盤にかけて186.61付近まで買われた。その後は前日NY終値186.43付近での揉み合いに落ち着いた。7月ユーロ圏PMI速報値は、製造業・非製造業いずれも50超となり、中東紛争前の水準を回復した。6月調査のECB消費者インフレ期待は1年CPI予想3.0%と前回の3.5%から鈍化した。いずれにもユーロ相場は反応薄だった。

 ポンドドルは1.33台前半での取引。東京午後の1.3306付近を安値にロンドン序盤にかけて1.3344付近まで買われた。原油安に反応した。しかし、動きは続かず1.33台前半で揉み合っている。ポンド円は東京午後の217.97付近を安値に、ロンドン序盤にかけて218.44付近まで買われた。その後は218円前半で落ち着いた取引が続いている。ユーロポンドは0.8539から0.8554までのレンジで振幅。前日NY終値を挟んだ取引に終始している。英PMI速報値もユーロ圏と同様に製造業・非製造業いずれも前回から上昇、景気拡大ゾーンとなっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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