前週は一時90ドル台を回復する急伸地合になった。米国とイランの間で攻撃の応酬 が続き、供給不安が高まった。ホルムズ海峡が事実上封鎖されていることに加えて、フ ーシ派がバブ・エル・マンデブ海峡のサウジアラビア関連船舶の封鎖を発表したこと が、供給不安を一段と高めている。両海峡でイランとフーシ派による船舶への攻撃が報 告されており、供給不安の織り込みが優勢だった。停戦を模索する動きも報告されてい るが、高いレベルの先行き不透明感を維持した。 今週も中東情勢次第の展開になる。米国とイランの軍事衝突が続き、中東からの原油 流通の混乱が解消される見通しが立たなければ、一段高が支持される。ブレント原油は 100ドルに到達しており、WTI原油相場もそれに迫る展開になる可能性はある。特 にタンカーに対する攻撃の報告などが続くと、急伸する可能性がある。ただし、停戦に 向けた動きが本格化すると、上げ一服から急反落する可能性もある。短期トレンドフォ ローで買い進むか、停戦を見据えて戻りを売るかの対応になる。 予想レンジは80〜100ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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