【概略】 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における7月 21日時点の大口投機家の売り越しは609万7468枚となり、前週の628万 9754枚から縮小した。取組高合計は4986万5154枚となり、前週から4万 6016枚(0.1%)増加した。 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.3%増、債券 合計が0.4%減、為替合計が1.2%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が 3.3%増、エネルギー合計は0.2%増、金属合計は1.3%増となった。 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買い、買い戻しが 入って買い越しに転じ、債券で新規買いが新規売りを上回って売り越しを縮小した。為 替は手じまい売り、新規売りが出て売り越し(ドル買い)を拡大した。 【現在の市場テーマと大口投機家の動向】 前週は、中東情勢に対する懸念を受けて原油高が進み、米国債の利回りが上昇した。 欧州中央銀行(ECB)は」金利据え置きを決定したが、9月の追加利上げの可能性に 含みを残した。今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きが見込まれて いる。 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が15万2125枚売り越し(前週12万 2663枚売り越し)、ユーロは4万1338枚売り越し(同1万2605枚売り越し し)、英ポンドは5万5561枚売り越し(同7万1253枚売り越し)となった。ユ ーロは手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大した。 商品市場では、原油が中東情勢に対する懸念を受けて買い優勢となり、6月11日以 来の高値93.50ドルを付けた。金は安値拾いの買いが入った。 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が8万1689枚買い越し(前週 6万2683枚買い越し)に拡大した。新規買い、買い戻しが入った。ニューヨーク金 は18万3910枚買い越し(同18万6682枚買い越し)、ニューヨーク・プラチ ナは1万2484枚買い越し(同1万3748枚買い越し)に縮小した。金、プラチナ ともに手じまい売り、新規売りが出た。 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが18万6650枚買い越し(同13万 1463枚買い越し)、大豆は17万5646枚買い越し(同12万5403枚買い越 し)に拡大した。コーン、大豆ともに新規買い、買い戻しが入った。前週のコーンは、 米産地の高温懸念や小麦上昇を受けて買い優勢となった。 MINKABU PRESS 東海林勇行
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