[本日の見通し]石油=下落、その場の雰囲気次第の展開はこれまでどおり

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年12月限は下落。ただ、夜間取引で下げは一服し
ている。
 週明けの海外原油は急落したものの、ホルムズ海峡もバブ・エル・マンデブ海峡も封
鎖されたままである。ウクライナ軍の度重なる攻撃でロシアの供給も限定されているほ
か、カザフスタンの生産量は半減した。公式な発表は今のところないものの、サウジア
ラビアの生命線である東西パイプラインが被害を受けた可能性があるほか、サウジ最大
級のアブカイク製油所の操業も危惧されている。原油の供給不足は明らかであるうえ、
クラックスプレッドの推移からすると製品需給はさらにひっ迫しており、週明けの海外
原油の急落に違和感を覚える向きが多い。
 2月末にイラン戦争が始まってから値動きはその場の雰囲気次第であり、減少を続け
る石油在庫が手掛かりとなってトレンドが発生していない。昨日の値動きもこの傾向に
沿っている。ただ、ニューヨーク原油やブレント原油の値動きが金融市場に警告を発す
る格好とはなっていないが、石油在庫の取り崩しに基づいた現在の需給バランスは長続
きしないだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比1.04ドル安の81.57ドルで推
移。本日これまでのレンジは81.43〜82.22ドル。
 原油12月限の予想レンジは7万6000円から7万7000円、ガソリン先限は
9万0000円から10万0000円、灯油先限は10万0000円から11万
0000円。
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