米FOMCを控えた調整でドルがじり高、熊本地震による円売りは限定的=ロンドン為替概況 ロンドン市場では、ドル買いが優勢。今週の日米金融政策会合を控えた様子見姿勢が基本線となるなかで、揉み合いからドル高方向へと動いている。欧州株が堅調に推移し、原油先物は一時80ドルを割り込む場面があった。通常であればドル売りに反応しやすい地合いだ。しかし、イベントを前に短期ポジションの調整(ドルショートの買い戻し)がフローを主導し、ドルが買われている。ドル円は164円台をうかがう水準に上昇。ユーロドルは1.13台半ば、ポンドドルは1.32台後半へと軟化している。また、日本時間午後4時台に熊本で震度7の強い地震が発生した。高市首相が会見を実施、熊本県は自衛隊に救援要請するなど緊迫した状況となっている。日本売りの発想で反射的な円売りが入りやすい事態だが、クロス円の上昇は限定的だった。ユーロ円、ポンド円いずれも前日NY終値を挟んだ振幅にとどまっている。総じてドル相場主導の展開になっている。 ドル円は163円台後半での取引。東京市場では前日NY終値163.75を挟んだ揉み合いに終始した。ロンドン朝方に163.64付近までやや下押しされたあとは、ドル買いの流れが優勢になっている。足元では高値を163.95付近へと伸ばしている。164円の大台をうかがう水準となっている。熊本で発生した震度7の強い地震を受けた反射的な円売りの反応には持続性はみられず、クロス円は方向性を失っている。総じて米FOMCを控えたドルのポジション調整となっている。 ユーロドルは1.13台半ばでの取引。東京昼過ぎの1.1380付近を高値に、その後は上値重く推移している。ロンドン時間に入ると安値を1.1353付近に更新した。ユーロ円はここまで186.05から186.32までのレンジで揉み合っている。熊本地震を受けた円売りに継続性は見られず。対ポンドでもユーロ売り先行も戻すなど方向感に欠ける動き。米FOMCを控えた様子見ムードのなかで、ドル売りポジションに調整が入る格好となっている。 ポンドドルは1.32台後半での取引。東京早朝につけた1.3305付近を高値に前日NY終値1.3289を挟んだ揉み合いが続いたあと、ロンドン時間には一時1.3274付近まで下押しされている。狭いレンジのなかで、ややドル買いに押されている。ポンド円は217.50から217.94までのレンジで方向感に欠ける振幅を繰り返している。ユーロポンドは0.8546から0.8558までの狭いレンジでポンド買い先行も続かず、値を戻している。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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