NY原油市況=大幅続落、米国とイランの軍事衝突は引き続き停止

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2026/09     82.00       82.43       77.78       79.26        - 3.35
  2026/10     79.66       80.08       76.05       77.17        - 3.08
  2026/11     77.59       78.00       74.52       75.33        - 2.84
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              966,969             1,838,516    ( - 17,854)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2026/08     415.09    + 3.93
                            2026/09     401.30    + 0.70
         改質ガソリン       2026/08     333.45    + 0.72
                            2026/09     314.43    - 2.53
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク原油の期近は大幅続落。期近2限月の前日比は3.35〜3.08ドル
安。その他の限月は2.84〜1.93ドル安。
 米国とイランがホルムズ海峡を巡る衝突を引き続き停止していることが相場を圧迫し
た。ホルムズ海峡やバブ・エル・マンデブ海峡が封鎖されて供給不足が続いているう
え、イエメンのフーシ派がサウジアラビアのタンカーや製油所を攻撃するなど供給不足
は深刻だが、需給バランスよりもリスクプレミアムの後退が相場を主導した。
 サウジ国営のサウジアラムコはフーシ派の攻撃を受けたジザン製油所を停止した。ジ
ザン製油所の精製能力は日量40万バレル。日量700万バレルの処理能力を誇るアブ
カイク製油所でも被害が発生しているとの報道はあるが、公式な発表は今のところな
い。
 イランとオマーンがホルムズ海峡の管理を巡る協議を継続するなか、オマーンはイラ
ンに地域共同管理の枠組みを提案した。ロイター通信が報道している。この提案による
と、ホルムズ海峡を通過する船舶から任意の利用料を徴収することを目指す。ただ、イ
ランはこの提案を拒否した。イランは一方向をイラン側のルートが担い、反対方向の航
行をオマーンに設定する案を示した。
 トランプ米大統領がイランによる攻撃で被害を受けた国や企業に対して、イランの凍
結資産で補償する方針を示している一方、イランはこの補償を受けた企業や国はホルム
ズ海峡の通過を許可しないと発表した。
 時間外取引で9月限は軟調に推移。通常取引開始後は77.78ドルまで一段安とな
った。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの当限は反発。製品の供給が不足していることが
支援要因。
今日の材料
・OPECプラスの中核国は9月の生産枠を日量18万8000バレル引き上げへ=報
道
・OPECプラスの中核的な7カ国は来月2日に会合を予定
・中国、海峡の安全な通過についてフーシ派と協議=ロイター通信
・ウクライナによるイラン船舶への攻撃は意図的ではなかった=イラン外相
・ウクライナは損害を補償する=同上
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。