きょうの為替市場、ドル円は163円台での推移が続いている。本日の午後のFOMCの結果および、それに対する反応待ちの面が強い。市場では据え置きの見方が大勢となっているが、追加利上げ観測も根強い。 短期金融市場では30%程度の確率で利上げを織り込んでいる状況。ただし、投資家の間では市場の利上げ見通しは過剰との見方も少なくない。市場は、前回の議長発言を過度にタカ派に解釈しており、現時点で追加利上げは不要と指摘している。 今回は「タカ派的な据え置き」を有力視している模様。原油高やインフレ再燃への警戒を強める一方、米消費者物価指数(CPI)の鈍化や弱含んだ雇用指標を踏まえれば、FRBにはこの先の経済指標を見極める時間的余裕があるという。 厚労省の審議会は本日、26年度の全国平均最低賃金を4.9%引き上げ、時給1176円とするよう答申した。都道府県ごとに地域別の水準が決定された後、10月以降、順次適用される見通し。最低賃金の引き上げは、日銀が目指す「賃金上昇・需要拡大・持続的物価上昇」という好循環の実現を後押しし、追加利上げを進める根拠の1つとの見方も一部からは出ているようだ。 ドル円に関するテクニカル面での変化はなく、21日線を上回り、100日線、200日線の上方も維持。中長期的な上昇トレンドを堅持している。半面、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは70の買われ過ぎ付近に来ている。ただ、トレンドが強い局面では高水準の推移が続くことも多く見受けられる。 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。 29日(水) 163.00(7.5億ドル) 30日(木) 162.50(15.7億ドル) 163.50(14.5億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。