総じて根強いドル売り ドル円は162円前半に急落と円買いの面も=ロンドン為替概況 ロンドン市場では、総じて根強いドル売りの動きとなっている。東京市場からロンドン朝方にかけてはドル買いの流れが続いた。前日の米FOMC後のドル売りに対する調整や、中東情勢の緊迫化でNY原油先物が86ドル近くまで上昇したことに反応した。しかし、ロンドン勢の本格参加とともに流れがドル売りに回帰している。昨日の米FOMCでは予想通り政策金利が据え置かれたが、事前のマーケットでは3割程度の利上げを織り込んでいた。ウォーシュFRB議長が9月利上げのヒントを示さなかったことがドル売り反応を広げた経緯がある。フォワードガイダンスを示さず、自身の金利見通しも開示しない姿勢に市場はなじまないようだ。米短期債利回りが低下する一方で、長期債利回りは上昇する動きとなっている。さらに、ロンドン午前にはドル円は163円台前半から162円台前半へと急落する場面があった。この局面ではクロス円も急落しており、強烈な円買いが持ち込まれていた。その後は急速に買い戻されているものの、163円台回復には至っていない。 ドル円は162円台後半での取引。東京市場では163.20付近からじり高となり、ロンドン序盤にかけて高値を163.74付近に伸ばした。しかし、ロンドン勢の本格参加とともに総じてドル売り圧力が復活している。163円台前半へと押し戻された。その後、163円台割れから一気に162.30付近まで急落する場面がみられた。162円台後半へと急反発したが、163円回復には至っていない。円買いについての特段の情報は得られず。 ユーロドルは1.14台後半での取引。東京朝方の1.1470台を高値としてロンドン序盤にかけて1.1434付近まで下落した。しかし、ロンドン勢の本格参加とともに流れが一転して上昇。足元では本日の高値を1.1480台へと伸ばしてきている。ユーロ円はドル円とともに波乱の値動き。東京市場からロンドン序盤にかけては187.20-40レベルを中心に揉み合いが続いた。しかし、ドル円の急落とともに円買いが強まり、安値を186.31付近に更新。その後は186円台後半へと買い戻されて売買が交錯している。 ポンドドルは1.34付近での取引。東京朝方の1.3370台からロンドン序盤にかけて1.3333付近まで下押しされた。しかし、ロンドン勢は買戻しの動きを強めており、足元では本日の高値を1.34台乗せ水準へと伸ばしてきている。ポンド円はドル円とともに急落。ロンドン朝方の218.69付近を高値に一時217.40付近まで下落した。その後は218円台乗せ水準まで買い戻されている。このあとの英MPCでは政策金利の据え置きが市場コンセンサスとなっている。市場では据え置きと利上げの票割れが焦点となっている。今回は経済見通し公表やベイリー総裁会見も予定される「スーパーサーズデー」となる。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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