きょうのNY為替市場、ドル円は本日も戻り売りが強まり、一時158円台前半まで急落。日本の当局による追加介入への警戒感が高まり、ドル円は前日同様に急速に下落した。ただ、本日も200日線の手前で下値は止められている。 日銀が31日公表した8月3日分の当座預金増減要因と、短資会社の予想との差から、前日のNY時間での介入規模は約8.45兆円の可能性が示唆されていた。 日米協調の動きも観測される中、本日はNY連銀が米大手銀に対してレートチェックを実施したとの報道が流れ、追加介入への警戒感を一段と高めている。NY連銀は少なくとも米大手銀2行に対し、ユーロ円相場のレートチェックを実施したとの報道も流れていた。ドル円は終盤に159円付近まで買い戻されていたが、当局が160円の水準を介入警戒ゾーンとして意識させようとしている可能性もありそうだ。 一方、介入の効果は一時的との見方は依然根強い。日銀は本日の決定会合で政策金利を据え置き、植田総裁も追加利上げ時期を前倒しする明確なシグナルは示さなかった。中東情勢やAI関連需要、為替相場の動向を慎重に見極める姿勢を強調しており、日米金利差の大幅な縮小にはなお時間を要するとみられている。このため、ファンダメンタルズに大きな変化がない限り、円安圧力そのものは残るとの見方は多い。 テクニカル面では、21日線と100日線をともに下回り、短期的には調整色が一段と強まっている。一方、本日も前日同様に158円ちょうど付近の200日線付近で下げ止まっており、この水準が重要な下値サポートとして意識されている。 200日線を維持できれば自律反発も期待されるが、明確に下抜ければ中期トレンドにも変化が生じる可能性があり、当面は介入警戒とともに200日線を巡る攻防が焦点となりそうだとの指摘も出ている。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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