日中取引開始後、原油の2027年1月限は一時7万1650円まで上昇し、夜間取 引の高値を上回った。 週末、イランのアラグチ外相は仲介国を通じて米国とメッセージのやり取りを行って いることを明らかにした。ただ、これは交渉ではなく、言葉のやり取りで、トランプ米 大統領が言及するような協議は存在しないもよう。週末にファルス通信が報道した9つ の条件や、イスラマバード覚書など、イランが提示する条件を米国が受け入れるなら交 渉が再開する可能性はあるが、米国が譲歩する兆候は見られない。 ただ、トランプ米大統領は軍事的な選択肢よりも、イランに対する経済的な圧力を優 勢するとの報道があるように、米国は原油を中心とする金融市場を悪い方向へ刺激する 可能性のある決定を明らかに敬遠している。イラン戦争の当初、トランプ米大統領はイ ランに無条件降伏を要求していたが、現在はイラン戦争の落としどころを模索している 印象が強い。イランの望みが叶うなら、この衝突がまもなく終わるだろう。 時間外取引でニューヨーク原油9月限は前日比0.66ドル高の78.84ドルで推 移。本日これまでのレンジは78.32〜79.43ドル。 原油1月限の予想レンジは7万1000円から7万2000円、ガソリン先限は9万 0000円から10万0000円、灯油先限は10万0000円から11万0000 円。 MINKABU PRESS
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