米財務省が新たなイラン制裁を発表した。主に金融制裁であり、イランの経済的な孤 立を促すための施策になる。制裁対象の取引を拡大し、新たに個人・組織なども制裁対 象として発表している。ただし、事前に過去最大規模の厳しい内容と予告していたこと を考慮すると、それほどサプライズ感はなく、従来の延長線上の動きと評価できる。原 油相場を含めてマーケット全体が、目立った反応を見せていない。 これでイラン産原油取引が直ちに大きな影響を受けるわけではないが、焦点となるの はイランの対応が新たな制裁を静観すれば大きな影響は生じないが、何らかの報復措置 を講じるのであれば、原油相場の押し上げ要因になり得る。米国も経済制裁に大きな効 果がみられなければ、軍事的な圧力に舵を切る可能性がある。まだ緊張状態は維持され よう。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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