前週は80ドル台で売買が交錯する展開になった。8月24日に米国が新たな対イラ ン制裁を発表したが、事前に想定されていたほどに厳しい内容ではなく、原油相場は上 げ一服となった。米国とイランの双方が冷静な対応をみせたことも、原油相場の上値を 抑えている。また、イランとオマーンがホルムズ海峡の航路の枠組みなどで合意したこ ともネガティブ。ただし、ホルムズ海峡が解放されたわけではなく、80ドル割れには 抵抗を見せた。 今週も中東情勢に一喜一憂する不安定な地合が続く。ホルムズ海峡の開放見通しが立 つまでは、瞬間的な上昇リスクが維持される。ただし、このまま米国とイランが新たな 軍事行動を起こすことはなく、イランとオマーンの間で船舶通航の再開に向けた調整が 順調に進むと、価格の基調は下向きになる。供給不安の織り込みで上昇した局面では、 戻り売りの妙味があろう。乱高下を繰り返しつつ、コアレンジ切り下げを打診しよう。 大規模な軍事衝突が発生する可能性には、引き続き注意が求められる。 予想レンジは78.00〜88.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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