原油相場は改めて上値追いの展開になっている。8月31日に続いて9月1日も、米 軍がイランに対する攻撃を行っている。ここ数週間は先行き不透明感を抱えながらも軍 事衝突は回避されていたが、改めて軍事的な緊張感が高まっていることが原油高に直結 している。ホルムズ海峡が封鎖されているとはいえ、実際にはシャトル便などで一定量 の原油は流通していた。しかし、軍事紛争に発展すると、こうした流通も止まることに なる。原油よりもディーゼルや灯油など中間留分の価格が高騰しているのは、中東から の供給不安が、漠然とした不安感ではなく、実際の供給不足に発展するリスクを警戒し ていることを示唆している。軍事衝突がどの程度の広がりを見せるのかが、原油相場の 値上がり余地を決定づける。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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