[今日の視点]石油=下落へ、米国とイランの軍事衝突は一巡か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は下落へ。中心限月の2027年1月限で300〜500円安程度を想定す
る。米国とイランの軍事衝突が一巡し、海外原油は上げ一服となった。円相場が1ドル
=158円後半で円高・ドル安推移していることも重し。
 昨日、イランがヨルダンやバーレーンなどに報復攻撃を実施した後、米軍は反撃を控
えている。トランプ米大統領はイランに再攻撃する用意があると述べているものの、軍
事力でホルムズ海峡の開放などの目標を達成しようとはしておらず、さらなる武力行使
には慎重である。2月末に始まったイラン戦争で米国は何も達成していないうえ、ホル
ムズ海峡を失ったことからすれば慎重になって当然だ。
 ただ、世界の石油在庫は減少を続けている。ホルムズ海峡の一時的な開放で米国の石
油在庫は減少が一巡したものの、米エネルギー情報局(EIA)週報では取り崩しが再
び鮮明となっている。米国が戦略石油備蓄(SPR)を含めた石油在庫を取り崩して世
界の需要を満たす現状は短期間しか維持できない。米中間選挙に向けて米国の石油在庫
は減少を続けるだろうが、トランプ米大統領はこれをただ眺めているわけにはいかな
い。イランに対する二次制裁が発動したところでこの問題は解決できず、対応を迫られ
て原油相場を刺激しそうだ。

 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.27ドル安の90.74ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは90.63〜90.80ドル。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】10:30 貿易収支 2026年7月(連邦統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 8月23日-8月29日(財務省)
◆ 中国 ◆
【経済】10:45 サービス業購買担当者景況指数 2026年8月(RatingDog)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 消費者物価指数 2026年8月(トルコ統計機構)
【経済】16:00 生産者物価指数 2026年8月(トルコ統計機構)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】17:00 サービス業購買担当者景況指数 2026年8月確報(Markit)
【経済】17:00 購買担当者総合景況指数 2026年8月確報(Markit)
【経済】18:00 生産者物価指数 2026年7月(EUROSTAT)
◆ スイス ◆
【経済】15:30 消費者物価指数 2026年8月(連邦統計局)
【経済】16:00 国内総生産 2026年4-6月期(経済省)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 貿易収支 2026年7月(商務省)
【経済】21:30 新規失業保険申請件数(労働省)
【経済】23:00 非製造業景況指数 2026年8月(ISM)
【農産】21:30 週間穀物輸出成約高(USDA)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 貿易収支 2026年7月(カナダ統計局)
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