CFTC大口投機資金動向(9/1時点):原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における9月1
日時点の大口投機家の売り越しは518万0096枚となり、前週の504万8658
枚から拡大した。取組高合計は5157万1182枚となり、前週から157万
4716枚(3.0%)減少した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が0.1%減、債券
合計が5.8%減、為替合計が7.8%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
4.4%増、エネルギー合計は1.8%増、金属合計は2.3%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規買い、買い戻しが
入って売り越しを縮小、債券で手じまい売り、新規売りが出て売り越しを拡大した。為
替は新規買い、買い戻しが入って売り越し(ドル買い)を縮小した。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、予想以下の全米雇用報告やウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の発言
を受けて米FRBの利上げ観測が後退したが、米雇用統計で労働市場の改善が示される
と利上げ観測が戻った。今週は米消費者物価指数(CPI)の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が9万2227枚売り越し(前週6万3298
枚売り越し)、ユーロは2万4925枚売り越し(同3万6352枚売り越し)、英ポ
ンドは4万9575枚売り越し(同4万4524枚売り越し)となった。ユーロは新規
買い、買い戻しが入って売り越しを縮小した。

 商品市場では、原油が米イランの軍事衝突拡大に対する懸念などを受けて買い優勢と
なり、7月23日以来の高値93.14ドルを付けた。金は米イランの軍事衝突拡大が
圧迫要因になったが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を受けて下げ一服
となった。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が12万9911枚買い越し(前
週12万3449枚買い越し)に拡大した。新規買いが新規売りを上回った。ニューヨ
ーク金は22万8124枚買い越し(同24万3334枚買い越し)、ニューヨーク・
プラチナは1万5000枚買い越し(同1万5386枚買い越し)に縮小した。金、プ
ラチナともに手じまい売りが買い戻しを上回った。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが53万6743枚買い越し(前週44万
0915枚買い越し)、大豆は24万7987枚買い越し(同22万1427枚買い越
し)に拡大した。コーンは新規買い、買い戻しが入り、大豆は新規買いが新規売りを上
回った。前週のコーンは、米作柄低迷が支援要因になったが、小麦反落を受けて上げ一
服となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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