【本日の見通し】行き過ぎた動きに警戒感も、ドル安円高継続を意識

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【本日の見通し】行き過ぎた動きに警戒感も、ドル安円高継続を意識
   
 昨日の市場でドル円は東京午前に152.89円と、2月以来のドル安円高圏まで下げる場面が見られた。円キャリー取引の巻き戻し警戒が広がる中、前日に下値を抑えた154.00円前後のサポートを東京朝に割り込むとポジション調整の動きが加速。153.00円も割り込んで売りが強まった。ただ、先週金曜日のNY市場で付けた156.75円から短期間で4円弱下げたことに対する警戒感もあり、安値からは反発。原油高を受けた日本の交易条件悪化を警戒した円売りや、米債利回りが4.8%をしっかり超える中でのドル買いなどもあり、ロンドン市場で154.42円まで上値を伸ばした。その後は揉み合いとなったが、NY午後にまとまったドル売り円買いが入り153.48円前後まで急落。すぐに戻したものの、153円台後半で東京朝を迎えている。
  
 ベッセント米財務長官は「日銀が今後どのような対応を取るか正確に把握している」「円相場で私と賭けをすればいい、私には情報がある」などと発言し、投機的な円売りを牽制。日米当局によるドル高円安を阻止する姿勢が、ドル円の上値を抑える要因となっている。
  
 ドル円は行き過ぎた動きへの警戒感が出ているものの、上値の重い展開が続きそうだ。昨日のNY午後の下げもあり、154円台前半での買いに慎重な姿勢が見られれば、再び152円台を試す可能性がある。今年1月に付けた年初来安値の152.10円前後が大きなターゲットとして意識されている。
  
 クロス円も円高の継続が意識される。ユーロ円は177.86円を付けた後、一時179円台を回復していたが、NY午後の円買いもあって178円台後半での推移にとどまり上値が重い。ドル円の流れ次第では再び177円台を試す展開がありそうだ。ポンド円は207.10円前後を付けた後、209円台を付ける場面が見られたが、その後の円買いで207円台まで押し戻された。この後208.50円前後が重くなるようだと、再び下値を試す動きとなりそうだ。
  
 ユーロドルは1.16台前半での推移が続いている。円主導の展開のため動きは限定的だ。木曜日のECB理事会などのイベント待ちという面もあり、本日も落ち着いた動きが見込まれる。ポンドドルも同様に1.35台での推移が続くとみている。
  
MINKABUPRESS 山岡

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。