貴金属は、金が続落して寄り付く見通し。金は円高に一巡感が強いながらも円高警戒 と原油高が重石となり、売り優勢が見込まれる。銀は出合いがあった場合、金に連動し て売り優勢となりそうだ。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高か ら買い優勢で取引開始もドル建て現物相場の小幅安から上値は抑えられ、小幅安に軟化 の可能性ありとみる。 午前7時53分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は55.96ドル安 の4352.19ドル、銀が64セント安の6559セント、プラチナが8.33ドル 安の1817.57ドル、パラジウムは39.53ドル安の1346.65ドル。 午前7時53分現在のドル・円相場は1ドル=153.75/76円で、前営業日の 大引け時点から0.01円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が2万2160円前後、銀は333.0円前後、プラチナ は8840円前後、パラジウムは6900円前後。 【JPX金先限は押し目底を模索】 JPX金先限は軟調。夜間の時間外取引では8月10日の安値2万2365円を支持 線として意識する動きが見られたが終盤に軟化に転じて2万2157円まで値を落とし 先限として8月7日以来の安値をつけた。押し目底を模索する展開が続いているが、円 高が圧迫要因となって上値を抑制される動きが続きそうだ。 ドル建て現物はドル安が買い支援材料視される可能性があるが、上げ幅は限られそう だ。9日のニューヨーク原油時間外取引は続伸し、インフレ高進の不安は一段と強まる 環境。 米国では15〜16日に米公開市場委員会(FOMC)を控えており、早期利上げ観 測が再び強まりを見せている。10日に8月の米生産者物価指数(PPI)、11日に 同月の米消費物価指数(CPI)が発表されるが、インフレ高進の度合いがどの程度と なるかが注目され、その程度次第では米利上げ観測がさらに高まり、NY金市場の重石 となってくる可能性がある点に留意したい。 【プラチナはドル安や需給引き締まり観測が買い支援要因】 NYプラチナはきのうの海外市場では、ドル安/ユーロ高を受けて買い優勢となっ た。9日にワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)の四半期 報告を控えるなか、需給引き締まり観測が浮上していることも強気材料視された。東京 市場でもNYに追随買いが見られそうだが、円高傾向が上値抑制要因になると見られ る。 JPXプラチナ日中取引は売り優勢となった場合、先限が夜間取引の安値8816円 で下値堅く推移するかに注目したい。 <今日の予定> ◆ 日本 ◆ 【経済】08:50 マネーストック 2026年8月(日本銀行) 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) ◆ 中国 ◆ 【経済】10:30 消費者物価指数 2026年8月(国家統計局) 【経済】10:30 生産者物価指数 2026年8月(国家統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【工業】9/10 05:30 週間石油統計(API) MINKABU PRESS
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