[今日の視点]貴金属=総じて上昇、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、総じて上昇して寄り付く見通し。金と銀ニューヨーク高を受けて買い優勢
となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調とな
ろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は2.89ドル高の
4402.65ドル、銀が69せント高の6727セント、プラチナが47.40ドル
高の1898.40ドル、パラジウムは30.15ドル安の1356.03ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=153.31/33円で、前営業日の
大引け時点から0.05円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が2万2300円前後、銀は330.0円前後、プラチナ
は9190円前後、パラジウムは6900円前後。
【NY金は米財務長官の発言やドル安が支援】
 金はきのうの海外市場では、ベセント米財務長官の発言やドル安を受けて買い優勢と
なった。
 金はベセント米財務長官の発言やドル安が支援要因になった。同長官は、米国による
7月末の円買い介入に言及し、日本政府と日銀が先行き何をするかについて「深く理解
していた」と語った。一方、米財務省は10日に実施する買い戻しで、残存期間10〜
20年の米国債を最大60億ドル買い入れると発表した。長期債を対象とした前回の買
い戻し規模の3倍に当たるが、一部投資家が期待していた規模に届かず、米国債の利回
りが上昇し、ドル安が一服した。
 原油高が続いていることは金の上値を抑える要因である。米国によるタンカー攻撃へ
の報復としてイランが米軍が使用するヨルダンの基地に弾道ミサイルを発射したほか、
ペルシャ湾で船舶を攻撃するなど、攻撃の応酬が激化した。一方、トランプ米大統領
は、イランとの戦争が11月の米中間選挙「直後」に終結すると確信していると述べ
た。
 銀はきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。ベセント米財務長官は、米国による
7月末の円買い介入に言及し、日本政府と日銀が先行き何をするかについて「深く理解
していた」と語った。ただ米国債の利回りが上昇し、ドル安が一服した。
 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシルの四半期報告によると、今年の
プラチナは8トンの供給過剰が予想された。ETF(上場投信)からの資金流出が反転
し、上半期の17トンの供給過剰が部分的に相殺される見通しとなった。リサイクルの
増加を受けて総供給量は前年比4トン増の229トンになると予想された。総需要は前
年と比較して投資需要が大幅に減少したため、同49トン減の220トンと予想され
た。トレヴァー・レイモンドCEOは、「人工知能(AI)やデータセンターのインフ
ラにおけるプラチナの利用拡大を受け、プラチナの戦略的重要性が高まっている。プラ
チナは今後も貴金属に対する全体的なセンチメントに連動して推移すると予想してい
る」と述べた。
<今日の予定>
・独消費者物価指数 2026年8月確報(連邦統計庁)
・理事会結果公表(ECB)
・米新規失業保険申請件数(労働省)
・米生産者物価指数 2026年8月(労働省)
・米卸売在庫 2026年7月確報値(商務省)
・米中古住宅販売統計 2026年8月(全米不動産協会)
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