シカゴコーンの夜間取引は強含み。12月限は直近528セント台で推移。 前日は小麦の急落に圧迫される形で、デイリー報告の大口輸出成約や8日の引け後に 発表された作柄悪化もあまり支援材料とならなかったが、今夜は11日の米農務省 (USDA)の需給報告前で様子見ムードが強まりそうだが、小麦がさらに崩れるよう であれば、圧迫要因となる可能性があるため要注意。 ただ、前日の小麦の急落は、8日の米露電話首脳会談を受けたトランプ米大統領の発 言、いわば「期待」に対する反応であり、実際には9日もウクライナがロシアの黒海沿 岸の主要穀物積み出し港のノボロシースクをドローン攻撃して4名死者が出たことが報 じられている。今回の小麦の急落は原油でもよく見られるトランプ米大統領の「口先介 入」の感が強い。 実際、ラトビアは同国を通過して輸出(欧州のロシアの飛び地、カリーニングラード 経由の輸出の時に通過する必要がある)されるロシアとベラルーシ産穀物に300%の 関税を課すことを検討すると報じられており、目先ロシア産の供給懸念が一気に解消さ れる見込みは低い。 前日のシカゴは続落。再び小麦が急落して、大豆も反落したことに圧迫されたが、デ イリー報告でメキシコ向けに大口輸出成約が発表されたことや、それ以上に11日の USDAの月例需給報告に対する強気の期待があることで、大量の大口投機玉の買い越 しを抱えているわりには下値が支えられた。 なお、この日流れたロイター通信集計の米国産生産高の事前予想平均は157億 8500万Bu、単収が178.2Buと、8月のUSDA見通しの160億1300 万Bu、180.7Buをそれぞれ下回った。 なお、小麦の急落は、トランプ米大統領がロシアがウクライナとの和平協議再開を望 んでいると発言したが弱気された。 12月限は526.50セントまで下落した後、引けも527.75セントとあまり 戻さなかった。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 21:15 理事会結果公表(ECB) ◆ ドイツ ◆ 【経済】 15:00 消費者物価指数 2026年8月確報(連邦統計庁) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 21:30 新規失業保険申請件数(労働省) 【経済】 21:30 生産者物価指数 2026年8月(労働省) 【経済】 23:00 卸売在庫 2026年7月確報値(商務省) 【経済】 23:00 中古住宅販売統計 2026年8月(全米不動産協会) 【工業】 9/11 00:00 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。