[本日の見通し]石油=暴騰、サウジの原油生産は窮しているのか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2027年2月限は8万3390円まで急伸し、夜間取引か
ら一段高となった。ただ、上げ一服後はやや調整している。
 昨日、サウジアラビアが8月の生産量が日量623万8000バレルまで落ち込んだ
と石油輸出国機構(OPEC)に通知したことは高騰する相場を賑わした。OPEC月
報でサウジの8月の直接報告による生産量は日量712万2000バレル、二次情報源
で同727万6000バレルとなっているが、サウジは国内石油産業の置かれている厳
しさを吐露した可能性がある。
 ホルムズ海峡を通過するタンカーは依然として不自由であり、バブ・エル・マンデブ
海峡はフーシ派に監視されて、紅海からスエズ運河を抜けるルートしか無難な供給ルー
トが見当たらず、供給制約からサウジの生産が限定されているのではないか。イエメン
でフーシ派が勢力を拡大するなか、紅海全域も危険海域となりつつあり、足元では東西
パイプラインの被害が発生した可能性も意識されている。世界最大級の産油国が窮して
いるなら、新たな買い手掛かりとなりうる。
 時間外取引でニューヨーク原油10月限は前日比0.55ドル高の103.03ドル
で推移。本日これまでのレンジは102.74〜104.46ドル。
 原油2月限の予想レンジは8万5000円から8万6000円、ガソリン先限は9万
0000円から11万0000円、灯油先限は10万0000円から12万0000
円。
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