ブレント原油に続いてWTI原油も100ドルの節目に到達した。引き続き中東情勢 の混乱が、原油高に直結している。トランプ米大統領は戦争が11月の中間選挙後まで 続く可能性を指摘したが、米政府内からはトランプ大統領の任期終了近くまで続く可能 性さえ指摘されている。一方、フーシ派は紅海で主要都市の制圧を進め、北上してい る。サウジアラビア産原油の供給リスクはさらに高まっている。ホルムズ海峡を迂回す るための紅海側からの輸出も大きく制限される可能性が高まっている。 米国とイランがどこまでの犠牲を受け入れるのかが焦点になる。米国サイドで言え ば、米長期金利が5%に迫る状況になっており、高インフレとそれに対応するための利 上げが警戒されると、いわゆる「TACO」に転じる可能性もあるが、まだその兆候は 乏しい。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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