ドル円は弱含み、午後の原油安で日本の貿易収支悪化観測が後退=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル円は弱含み、午後の原油安で日本の貿易収支悪化観測が後退=東京為替概況

 11日の東京外国為替市場でドル円は154円割れに沈み、 153.96円付近まで弱含んだ。東京の午後にニューヨーク原油が時間外取引で軟化し、日本の貿易収支悪化観測の後退から円が買われた。米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、ユーロドルやポンドドルは方向性に乏しく、前日のニューヨーク終値を挟み、もみ合いとなった。

 市場では、今晩発表される米CPIが注目されている。前日の米生産者物価指数(PPI)に続き、米CPIも強めの結果となれば来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)における利上げ開始観測が一段と高まるとみられている。

 また、米CPIの結果を受けた米長期債利回りの反応も注目されている。東京時間帯の米長期債利回りは4.944%付近までやや低下し、利回り上昇(米国債安)は一巡しているものの、節目の5%が視野に入っている。イラン戦争の戦費が積み重なり、米連邦政府の債務残高が40兆ドルを超え、さらにはトランプ米大統領が1人当たり5000ドルのトランプ配当を掲げるなか、米国債への売り圧力は強まり続けている。
 
 ドル円の下げに連動し、ユーロ円は178.80円付近、ポンド円は208.10円付近まで軟化。一方、NZドル円は89.99円付近まで上昇。シルクNZ中銀総裁補は3日に「インフレは不快なほど高い」と述べ、10月か12月に利上げを実施する可能性を示唆している。
 
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